概要
全長約6.5mほどの中型の肉食恐竜で、名前の意味は「シャム(タイの旧国名)の暴君」。
骨盤がティラノサウルス類に似ていて、シャモティラヌスはティラノサウルス科の祖先に近いと考えられたからである。
その骨盤を含む腰とその他少しの骨格しか発見されていないが、現在はカルノサウルス類(アロサウルスの仲間)に属するメトリアカントサウルス科であると示唆され、寧ろアロサウルスに近縁と見られている。
同じ白亜紀前期のアジアにティラノサウルスの祖先となる恐竜がいたのは確かだが、シャモティラヌスはそうではなかったようだ。