無双OROCHI2に登場する巨大な蛇の妖魔。八つの首を持ち一囓りで城等の建築物を砕く程である。
無双OROCHI2の世界では遠呂智を討伐した数年後にこの妖蛇が出現したことに始まる。この妖蛇の出現で多くの英雄、そして国が滅び司馬昭、馬超、竹中半兵衛のみが生き残ったところから物語は始まる。
大きさは他の武将達の比ではなく、妖蛇の周囲が広く深い溶岩であるためこちらからは直接攻撃どころか近づく事も出来ず、弩砲等遠距離の武器で攻撃するしかない。しかしながらその耐久力もかなりのものであり序章の弩砲では掠り傷を付ける程度しかダメージを与えることは出来ない。
それどころか、序章の時点ではある程度まで体力を減らす事は出来ても、一定以上のダメージを与えるとそれ以降は無敵状態となり体力を減らせなくなってしまうためどうやっても撃破できない。
妖蛇の攻撃手段としては口から炎の弾を吐き出す、口から炎のブレスを吐く、口から炎の弾を上空に吐くものの3種類であり作中のムービーで見られた自慢の頭で噛み付く、というのは攻撃手段としては用いてこない。
その正体は遠呂智が姿を変えた物である。恐らく八つの首を持つ蛇というのはやまたのおろち(八岐大蛇)から来ているのであろう。上述の通り攻撃手段はほとんど無いが遠呂智と関連性の強い酒呑童子の力を用いた八塩折を使う事で大ダメージを与えることが可能。敵としては一体として表示されているが全ての首は独立した体力を持っているため全ての首を撃退しなければ撃破とならない。
吐き出してくる火の弾も八塩折の連射弾で破壊できるが、首の数が減って妖蛇の色が変化すると攻撃が激化、連射弾をこれまで以上に叩き込まないと火の弾すら撃ち落とせなくなる。
本編の最終ステージである「真・古志城」にも真・遠呂智の力によって復活し、ルートを問わずに登場。今回は迎撃手段がない障害物扱いのため、炎をかわすしか取れる手段はない。
ノーマルエンドルートでは復活した事自体に対して全く言及がない。
『無双の戦場』の台詞データ内では、八塩折完成前に妖蛇を倒し「火口決戦」に進んだ場合の専用台詞が存在する(妖蛇と遠呂智との関連性が不明な状態時専用)が
攻撃手段は弩砲のみに限られ、8つの首全てを倒すのは制限時間・与ダメージ効率などの制限があるため非常に難しい。