「反則と言われようが 何と言われても オレはプロジェクトDに勝ちたいんだ・・」
概要
秋山渉・秋山和美の従兄弟で、定峰峠をホームコースとするチームのリーダー(ただしチーム名は作中登場していない)。なお同作品で近親者が3人以上登場するのは大変珍しいケースで、他には高橋兄弟&緒美くらいしかいない。
愛車のSXE10トヨタ・アルテッツァもまた同作品では珍しく、FR+セダンという組み合わせの車でバトルに挑んだのは延彦だけである。
第二部の高橋涼介同様に、チューナー・参謀としての役割のほうが強い。チームのヒルクライマー・岩瀬恭子のチューニングメニューは、初心者の頃からずっと延彦が考えてきた。なお、彼女には仄かに恋慕の情を抱いている様子が伺える。
アニメ版のCVは堀川仁。
劇中の活躍
以下ネタバレあり
プロジェクトDとの最初のバトルでは、岩瀬恭子がヒルクライムで高橋涼介に敗北した後、ドライバーとして藤原拓海とのダウンヒルに臨む。恭子が敗れプロジェクトDの凄さを目の当たりにした延彦は、次のバトルに向けて秋名のハチロクのポテンシャルを観察することに徹したが、1つ目のヘアピンまでに千切られてしまった。
その次のバトルでは『埼玉北西エリア連合』を結成しリーダー兼参謀として登場、間瀬峠でプロジェクトDを迎え撃つ。このときヒルクライム担当にいとこの渉をチームに加えている。
前戦で感じたヒラメキを元に拓海がこれまで戦ってきた相手を分析した結果、「秋名のハチロクに勝利するには『重量』を武器にするしかない」という結論に達し、ハチロクより圧倒的に軽くて非力なEA11Rスズキ・カプチーノを準備、さらにドライバーとして秋山渉の知人でラリーストの坂本をダウンヒル担当に加えた。
目論見通り、コース終盤までは「軽量コンパクトでコーナーワークが速いカプチーノに翻弄される秋名のハチロク」という展開に。拓海をして「どうすればいいのかわからない」と狼狽せしめた。しかしバトル当日は大雨であったことから、マシンへの習熟度で大きく劣る坂本は限界まで攻めることができなかったため、軽量さを最大限に活かすことはできなかった。このため拓海を大きく引き離すことができず、エンジン馬力が物をいう終盤区間で逆転され敗北、秋山の目論みは失敗に終わった。
しかしこれまで誰も使ってこなかった(そして最後まで誰も使わなかった)「軽さという武器」を採用し、大雨さえなければ圧勝していたという事実からも、高橋涼介には結果では敵わなかったにしても頭の良さと大胆さを兼ね備えた人物であることは間違いない。実際涼介も恭子のFDについて「このコースを知り尽くした、かなり頭のいいやつが仕上げたものだ」と認めていた。
ところが
Pixivではオタクとして描かれている作品が散見される。どうやらあずにゃん萌えらしい。
※もちろん非公式設定である。念の為。
関連項目
トヨタ・アルテッツァ - 愛車。
あずにゃん - 萌え。(※二次創作において)