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藺相如の編集履歴

2020-04-19 19:52:36 バージョン

藺相如

りんしょうじょ

「藺相如」とは、中国の戦国時代末期に活躍した趙の家臣である。

曖昧さ回避

  1. 中国戦国時代末期のの家臣(当項にて記載)。
  2. 『キングダム』に登場するキャラクター(当項にて記載)。

史実の藺相如

中国戦国時代の末期に恵文王に仕えた武将・政治家。「完璧」の故事を残した名臣。

同じく趙の名将廉頗との「刎頸の交わり」の故事でも知られる。

元は恵文王の宦官・繆賢の食客であった。ある時、秦国の昭襄王から趙が所有している名宝「和氏の璧」を秦国の15の城と交換を申し出て来た。一見すると名宝とはいえ、それ一つで15の城を得ることが出来るため良い取引きに思えるが、秦は約束事をよく反故するため信用出来ず、かといって断れば好条件を無碍にしたと戦争の口実にされるかもしれない。恵文王や家臣達はどうすればいいか議論してもまとまらず、困り果てていた時に繆賢が知勇兼備の者と評した藺相如を推薦し、藺相如は璧を送る使者として秦国へ向かった。

藺相如は昭襄王と対面して璧を渡すが、昭襄王が璧を廷臣達に見せびらかすだけで交換条件である城のことを一切話さない態度を見て、藺相如は璧を奪うと昭襄王の余りにも非礼で粗雑な扱いをしたことに凄まじい怒りの形相で激高し、「璧も自分の頭も柱で叩き割る」と言い放った。昭襄王は慌てて15の城の話をしたが、上辺だけで城を渡す気が無いと見た藺相如は、昭襄王に宝物を受ける際の儀式として5日間、身を清めるよう要求した後、その間に従者に璧を持たせ密かに趙へ帰らせて、自らは残って時間を稼いだ。

その後、身を清めた昭襄王に璧について尋ねられると、すでに趙へ持ち帰らせたことと自身は今までの無礼を償うために死罪を受け入れると言い放つ。その藺相如の剛胆さに感嘆した昭襄王は「殺したところで何も得られず、趙の恨みを買うだけである」とこれを許し、交換は無かったことにしたため、藺相如は無事帰国した。趙では、恵文王が藺相如が生きて帰って来ると思っていなかったため国葬で迎えようと準備していたが、生きて帰ってきたことを喜び、正式に自らの家臣とした。 藺相如は胆力と知恵だけを武器に、強国秦に一歩も退かずに璧を守り通し、趙の面子も保ったのである。


『キングダム』の藺相如

趙国最強を誇る三人の大将軍『三大天』の一角。故人。

智謀と勇敢を兼ね備えた大戦略家であり、自身が持ち合わせていない武勇の役目を担っている十人の将軍達「藺家十傑(りんけじっけつ)」を従えている。


関連タグ

キングダム  刎頸の交わり 廉頗

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