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ルー(ケルト神話)の編集履歴

2020-04-25 21:44:05 バージョン

ルー(ケルト神話)

るーぐ

ルグ、ルーグ、ルフ、またはルーとは、ケルト神話に登場する光の神。

概要

トゥアハ・デ・ダナーン(ダーナ神族)の太陽神で、「長腕のルー」の異名をとる。

キアンとエスリンとの子。父方の祖母はディアン・ケヒト、母方の祖父はバロール

アルスター・サイクル(アルスター伝説群)に登場する英雄クー・フーリンの父親でもある。


所有する武器

ルーの槍として文献に登場するのは四秘宝(四至宝)の一つと、「アッサルの槍」「アラドヴァル(アーラーワル)」「森一番のイチイの名木」「五尖槍」「叉分かれの投槍」である。


  • 四秘宝のルーの槍

神話上ではルーは槍を持っていたとされ、その一つは、トゥアハ・デ・ダナーンの四秘宝(四至宝)の一つでもある。

これについて日本ではブリューナクという呼称がついているが、実はこの名称は文献には登場せず、日本国外では言及されない。


  • アッサルの槍

ゲイ・アッサルガエ・アッサルとも。

父親を殺された賠償としてトゥリル・ビクレオから得たもの。投擲した際にイチイの木を意味する「イヴァル」の言葉を唱えれば必ず命中する。


ペルシャ王ピサルが持っていたとされる毒の槍で、トゥリルの息子たちから賠償として得た。穂先が熱を持っており、大釜に入れた氷につけておかないと都市すらも焼き尽くしてしまうという。


  • 森一番のイチイの名木

アルスター・サイクルに登場する英雄ケルトハル・マク・ウテヒルが使うルイン(ルーンとも。槍の意)」と同一のものとして写本で言及されている。

ケルトハルのルーンも「大釜で穂先の熱を抑えられる槍」というアーラーワルと共通する特徴を持つ。


  • 五尖槍

クアルンゲの牛捕りにおいて、疲労した息子クー・フーリンに替わって参加した際に携えていた得物の一つ。

五尖槍はルーのみならず様々な伝説や神話の英雄が使う武器の種類として登場している(上記のブリューナクも五尖槍とされる)。


  • 叉分かれの投槍(フォガ・フォガブラギ)

クアルンゲの牛捕りにおいて、疲労した息子クー・フーリンに替わって参加した際に携えていた得物の一つ。

元々持っていた槍がケルトハルに渡った後と考えるなら、三本以上は槍を持っていたことになる。


その他

  • タスラム

投石。祖父であるバロールを倒した武器。


フラガラックアンサラーとも。マナナン・マクリルから授かった剣。


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