無限恨

むげんこん

台湾の人形劇｢霹靂布袋戲｣シリーズの登場人物。

「天長有盡，夢短無窮。最是人間留不住，朱雀啼血無限恨。」

概要

称号：天長夢短（てんちょうむたん）

｢霹靂布袋戲｣の登場人物。

｢斬魔錄｣から｢霹靂天命之戰禍邪神｣シリーズにかけて活躍した。

幽界から出奔した地繭無限が闇影に救われ、以降はフードを外して「無限恨」と名乗る。

「魔始之瞳」を手に入れ、地冥の協力により、瞳術がさらに高まっていく。

幽界の聖母・九嬰の野心で、妹である朱雀衣が犠牲になり、地繭無限も重傷を負う。手負いの彼は闇域の主・闇影（あんえい）に拾われ、闇域の一員になる。妹の死から九嬰への復讐心が炎のように燃え上がる無限は、先祖返りが起こり、幽界の純血魔族が所有する「魔始之瞳（ましのひとみ）」を手に入れる。

魔始之瞳の能力は二つある。一つ目は、あらゆる術を跳ね返せる能力。二つ目は、短期的に未来を予見できる能力。未来予見の能力は偶発的で、不安定要素が多く、自分が思うように使いこなすことができない。

闇影が天邪八部眾の御邪王・闇禘に乗っ取られたのち、地冥の下につく。闇影の意識を取り戻すために、「殉道之眼（じゅんどうのめ）」を手に入れる。

殉道之眼の能力は、輪廻を見破ることができる。天邪八部眾の邪魂が人間に憑りつく様子や、八歧邪神の死後、武林各地に封印された龍首の所在位置を把握できる。｢霹靂天命之戰禍邪神｣では、その能力から中原正道に協力し、龍首の消滅に大きく貢献した。