サイコショック
さいこしょっく
概要
第5世代から存在するエスパータイプの技。
不思議な念波を実体化させ、相手に物理的ダメージを与える技である。
初登場の第5世代からわざマシン03に設定されている。なお、この技が03の枠に入ったためみずのはどうがわざマシンの技から消えた。
エスパータイプだけでなく、サイコキネシスを習得できるポケモンならほぼ全員が習得できるが、何故かニンフィアはこちらしか覚えることが出来ない。
威力だけ見ればただの劣化サイコキネシスである。
しかし前述の通り、この技は「不思議な念波を実体化させ相手を攻撃する」だけの事はあり、何と相手の防御を参照にして攻撃するのである。
特にエスパータイプは特攻>攻撃の能力を持っているポケモンが大多数を占めているせいで、特に特殊受けに出られるとなかなか有効打を与えづらいと言う欠点があった。
ドククラゲやベトベトンは弱点のはずなのに普通に耐えるなんて事はあり得た。勿論ハピナスなんて言わずもがなである。
こう言ったポケモンに対応できるサイコショックは正にエスパータイプの戦術を広げたといっても良い。
実際、BW発売当初は「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!『エスパーをいつも通りミラコやかげうちで狩っていたと思ったらサイコショックで返り討ちにされた』」という報告が相次いだらしい。
なお、技としてはあくまでも特殊技である。
半減できるのはリフレクターではなくひかりのかべ。2倍返しもカウンターではなくミラーコートが対象になる。
ついでにやけど状態で威力が半減したりもしないので、この点では普通の物理技よりも優秀といえる。
欠点ももちろんある。相手の防御を使って計算すると言うことは、物理受けに対して威力を発揮できないと言う事でもある。
サイコキネシスと両方積む手もなくはないが、あくタイプが重たくなるので避けたほうが無難である。想定する相手に合わせてどちらを積むかを考えよう。
なお、現在である第6世代は物理重視の環境となっており、物理耐久を重視している事も多いことからややサイコショックは失速気味。