概要
演:松井哲也
第28話「皇帝陛下の代理人」から登場。
ジャーク将軍とその部下の四大隊長による地球侵攻作戦が、にっちもさっちも行かないことに痺れを切らしたクライシス皇帝が直々に送り込んだ査察官。
階級は大佐だが、「皇帝陛下の代理人」として格上のジャーク将軍と四大隊長さえも処罰する権限を与えられている。剣術の達人で、RXと渡り合う実力者。しかし、お目付役として皇帝の威光を笠に着た高圧的な態度はジャーク将軍達の反発を招き、彼らにプレッシャーを与えたことが裏目に出たり、余計な手出しをして結果的に作戦の邪魔になったり、逆に馬鹿にされたりすることもあった。
そのため、発破をかけるための脅しの末にゲドリアンを無駄死にさせることになったり、ジャーク将軍を出し抜こうとするボスガンを自らの派閥に招いたりした。また、RXの戦闘データを調べるために怪魔戦士を囮にして死なせたこともある(しかし、これによってダスマダーはキングストーンの秘密を知り、後にRXを苦しめることになる)。
終盤にてジャークミドラを倒し、クライス要塞に突入したRXと一騎討ちを行う。その中で彼は巨大な顔面だけの怪物の姿に変化し、その正体がクライシス皇帝その人だったことが明らかになる。しかし前述の通り、彼が横槍を入れたばかりに失敗した作戦も数多くあったので、普段はダスマダーとしての別人格を持っていたのでは?という考察もある(実際にダスマダーもクライシス皇帝の処罰を受けたり恐れていた描写もあった)。「仮面ライダー画報」では分身とも正体とも取れると書かれている。
武器は剣と兜の獅子の飾りから放たれる緑色の破壊光弾。また、念動力や不死の術、黒い霞となって移動するといった妖術も使える。不死の術はリボルケインや剣で貫かれても死なないようになっている(但し最終決戦時で首を貫かれた際はクライシス皇帝に変身した)。
余談
演者である松井哲也は倉田てつをと同級生で、撮影の合間での会話でお互いに知ってからは頻繁に交流するなどしてかなり仲が良かったそうである。