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SCPHの編集履歴

2020-05-14 17:25:29 バージョン

SCPH

えすしーぴーえいち

据え置き型ゲームハード『プレイステーション』シリーズに付けられた型番

概要

SCEIから発売された本体や純正の周辺機器は必ずこの型番が振られており、

RFアダプタやAVアダプタのように同名の商品が複数存在する周辺機器もここで見分けることが容易である。


本体の型番

SCPH-1000

最初期モデル。背面端子はコンポジット映像、S端子、ステレオ音声、AVマルチ、通信ポートに何故かDC出力、そして拡張端子とゴチャゴチャしている。結局未使用に終わった5V出力端子もある。

ちなみにであるが、この端子群は後述のCD-ROMドライブ搭載スーパーファミコン互換機のプロトタイプの時点で存在した。

通気孔の関係でエアフローが悪く熱暴走しがち。

だが、コピープロテクトのチェックが1回しかなく、バックアップディスクを使うにはもってこい。しかし、これが後に仇となる新プロテクトの副作用がユーザーに買い替えを余儀なくさせた。


SCPH-3000

はやくもS端子映像出力のオミット。そして通気孔の改善。

コピープロテクトチェックの強化。バックアップディスクを起動するのは難しくなったが、プロアクションリプレイなどを用いての起動は依然として可能。

また、MODチップなどもアングラで流通していた。

基板とBIOS、そしてGPUのバージョンアップ。

3500番はファイティングボックスとしてコントローラが2個同梱。


SCPH-5000

この型番以降、バグフィックスとして大胆な改良が行われているため、3500より前の型番でプレイすると不具合を起こすゲームがある。

バックアップディスクと海外版対策でオープンスイッチを改良。

チート対策も実施され、チートツールの一部が使用不能に。


SCPH-5500

コンポジット映像出力、ステレオ音声出力端子のオミット。

基板がPU-20に変更、メインメモリ、GPUがリビジョンアップ。処理能力向上と発熱量の減少。

ピックアップ部分の設計変更。肝心のレールはプラスチックのままだが耐久性自体は向上している。


SCPH-7000

コントローラを振動機能ありのデュアルショックに変更。

画像処理プロセッサがGTEからGTE2にリビジョンアップ。

2チップ構成だったCDコントローラのLSIチップを1チップに集約。

音楽CD再生機能の更新。サウンドスコープが内蔵OSに組み込まれる。

ピックアップ部分の設計の改善。更に耐久性が改良された。


SCPH-7500

内部基板変更。サウンドチップとCDコントローラ制御チップが統合され1チップ化。


SCPH-9000

PlayStationとしての最終モデル。

拡張端子のオミット。プロアクションリプレイなどが使用不能になる。

この型番が発売された1999年には誰でもコピーソフトが作成、使用できる時期であり、またセーブデータの改造などが一部の人達の間で横行しており、その対策と思われる。

だが機能自体は基板に残存しており、"拡張端子増設君"などを用いれば、今までと同じように使えるという、頭隠して尻隠さずな状態だった。

余談だが、この型番発売の5ヶ月後、不正競争防止法が改定。ゲームにかけられているコピープロテクトを破る行為が違法になる。

また、PS2の型番はSCPH-10000から始まっており続き番号になっている。


SCPH-100

PSOne。

フルモデルチェンジをおこない、外観が一新される。可愛い。

それにあわせてメモリーカード、コントローラもあわせてモデルチェンジされている。

再設計に伴い拡張端子の機能を基板から完全に削除。通信ポートのオミット、電源をACアダプタ駆動に変更した以外は基本的に最終モデルであるSCPH-9000と同じ。

オプションの液晶モニターを使えば、さながらノートパソコンのようにどこでも遊べる...ように思えるが、バッテリーを内蔵しておらず、電源が必要なのが盲点。なお、ACアダプタはカーアダプタに交換できる。

発売時期は既にPS2登場後であり、そのPS2がPS互換機能をもっていたためあまり売れなかった。でも、小さくて丸っこい形は可愛いからすべてよし。


SCPH-5903

ビデオCD再生機能を追加。日本未販売。

これは日本では映像メディアとして定着しなかったビデオCDが流通していた国で販売されていた。


関連タグ

プレイステーション

CECHプレイステーション3関連型番


外部リンク

プレイステーション® オフィシャルサイト

PS one 周辺機器互換表

PS2 周辺機器互換表

一般サイト

SCPH

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