概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。通称「円ピツ」。初登場回はTC25巻収録「円ピツで大金持ち」。
この道具で紙に金額を書くと、日本円通貨として機能するようになる。その為、店で自由に商品を購入することが出来るようになる。しかし「アルバイト料先ばらい」という名称通り、この道具で書いた金額分は後から働いて返済しなければならない。
また、この道具は商品の購入だけでなく用心棒を雇う等の使い方も可能。実際にのび太はこの道具でジャイアンに数千円を支払い、自分を守るボディーガードになってほしいと依頼している(原作ではジャイアンに支払った分の金額をどう返済するかは描かれていないが、2018年版「円ピツで大金持ち」では、ドラえもんがジャイアンの家の手伝いをするという形で返済していた)。
作中では大金を欲しがるのび太を懲らしめる為に、ドラえもんが(後でアルバイトをして返済しなければならないことをあえて説明せずに)この道具をのび太に貸し与えた。
ところが、のび太はドラえもんの予想以上にこの道具を多用し、大量の商品を買い込んでしまう。最終的には野球をする為の土地を購入しようとした為、ドラえもんは大慌てでのび太に道具の本当の効果を説明した。
しかしその直後、のび太がこの道具を利用して商品を購入した店で働く人々が次々に現れ、のび太に「うちで買った商品分働きに来てくれないか?」と頼み出す。しかしのび太は宿題がまだ終わっていなかった為、彼の代わりにドラえもんが夜遅くまで働く羽目になってしまった。