概要
『ドラえもん』に登場するジャイアン(剛田武)の実家かつ雑貨店。この名称はのぶドラ版での名前であり、日テレ版だと「正直屋」、わさドラ版では「剛田商店」となっている。(原作では名称不明)
食料品から生活雑貨まで取り揃えており、わさドラ版のオリジナル回「こんなしずかちゃんイヤ!」ではギフト用の雑貨(石鹸の詰め合わせ)もある模様。配達も携わっており、ジャイアンや彼の母ちゃんが自転車で出かけることがあるが、ジャイアンは店番や配達をサボることもある。
同じくオリジナル回である「ジャイアンの家を大改造」では、この家は非常に良く出来ており(22世紀でもお目にかかれないほどの出来の良さ)、きちんと手入れすれば100年以上は持つとされている。(理論上はセワシの時代でもそのまま存在できる可能性が高い)
実際に、ジャイアンが大人になったときにはスーパーと実家を兼業しており(それぞれ「ドラミちゃん ミニドラSOS!!!」と2014年版「のび太のおよめさん」より)、ノビスケの世代でも木造のまま健在していた。
「のび太の結婚前夜」では、のび太のバチェラー・パーティー会場とされた。
ちなみに、ぴょんぴょん版「ドラミちゃん」では、ジャイ子の運命を良い方向に変えるためにドラミが居候した事もあった。単行本化はされていないため、ストーリーを見るのは難しい。
家族構成
家族4人とペットの犬が1匹住んでいる。親族は揃って体格が良く、格闘技の技術を持っている者もいる。
剛田武(ジャイアン)
第1子で6月15日生まれ。
乱暴者でよく周りの子供達をいじめているが、義理人情に厚く心の友の為に自ら進んで前に立つ事もある。意外にも彼は少女趣味の部分もある。歌と料理が趣味だが評判は悪い。
劇場版では「がんばれ!ジャイアン!!」というスピンオフ作品が存在している。
ジャイ子
第2子で小学3年生(わさドラ「のび太の熱血運動会」より)。兄と違って穏やかな性格をしている。
漫画家を目指しており、「クリスチーネ剛田」というペンネームを持つ。ドラえもんによれば、本来のび太は彼女と結婚するはずだったが、ドラえもんの介入で阻止され将来は漫画家となっている(のぶドラ版「さきどりカプセル」より)。意外にも料理も得意であり、カレーをスパイスの段階から試食をしつつ美味しく作っている。
藤子・F・不二雄氏によれば、実際に名前に掛けたいじめが起きないようにと本名を明かしていなかったが(本当は後々に描く予定だった)、様々な描写から「剛田ジャイ子」が本名ではという声も多い。
なお、日テレ版では全く登場しない。
母ちゃん
ジャイアンがかなり恐れる肝っ玉母さん。下の名前は不明。
腕っぷしが強く、ジャイアンが何かやらかした後には彼女によるお仕置きを受けるのがオチになっている事も多い。その一方で子供達を思う気持ちも大きく、ジャイアンのことを大事な息子だと思っている。料理上手であり、カレーや鍋料理の腕前は天下一品とされている。
ちなみに妹(ジャイアンの母方の叔母)がおり、同様にジャイアンの弱点でもある。ちなみに彼女も「ポチ」という名前の大型犬を飼っている。
なお、日テレ版では本編で既に故人の為、全く登場しない。
父ちゃん
仕入れの仕事なのかあまり家にいない父親。名前は原作共にテレ朝版では明記がないが、日テレ版では「小助」と設定され、前述の通り母、娘が登場しないので、父子家庭で育った事になっている。(また、名前の通り体格は小柄で腕力も弱い設定。)
妻に比べると甘く、彼女にしつけが厳しいと注意したこともある。家族のために映画館に連れて行ったりお土産としてたい焼きを買ったりしたこともある。その一方で彼も力が強く、相撲では誰にも負けないと自負していた。それでも不正は許さない性格であり、彼が相撲で負けた時は潔く認めたり、ジャイアンがコンピューターペンシルで不正をしたときには殴ったりしている。
その他
ジャイアンのペット。雑種犬で子犬の頃彼に拾われた。ジャイアンに無理をさせられているが彼を慕う気持ちは強い。
- 剛田ヤサシ
- おじさん
- いとこ