概要
ロックマンシリーズのキャラクターは、多くが音楽用語から取られており、ロックマンも妹のロールと共に「ロックンロール」が由来である。
しかし、ROCKMANだと英語圏では「岩男」の意味にとられてしまうため、海外名がMEGA MANになった。→実は1940年代に描かれたマーベルコミックにおいて既にRockmanというヒーローがいたため、Rockmanという名称が使用できなかった事情がある。ちなみにそちらのロックマンは知名度が非常に低く(1940年代のキャラというのもあるが)メガマンじゃない方のロックマンと紹介されるぐらいである。
後に派生作品ロックマンゼクス・ロックマンゼクスアドベントの海外版のR.O.C.K.(ロック)システムはこれを受け、M.E.G.A.システムと言う名称に差し変わっている。変身の掛け声も日本国内版は「ロックオン」、海外版は「メガミラージュ」に変化している。
ちなみに、『プロジェクトクロスゾーン2』に登場したエックスとせがた三四郎がこのことをネタにしており、エックス曰わく「なんのことかわからない」そうである。
NES版
文章が英語になり、一部メインキャラ名が異なる以外にゲーム内では相違点はない。
大きく異なるのはパッケージイラスト。
なぜか、黄色と青のスーツを着たマッチョなおっさんがでかでかと描かれている。(メイン画像を参照)しかも、デッサンが異様に狂っており、トレードマークの頭の出っ張りがズレているという有り様。
このイラストは日本のみならず海外でもネタにされており、『ストリートファイター×鉄拳』でもこの姿の「メガマン」が登場している。
また、ストクロに参戦した影響から、日本人があえて「メガマン」と言う場合はこのおっさんロックマンを指すことが多い。
海外ではその経緯から「Bad Box Art Mega Man(BBA Mega Man)」の名で呼ばれている。
なお、『ロックマン2』以降は、日本版とほぼ同じ姿で描かれるようになった。
ゲームギア版
U.S.GOLDがカプコンの公式ライセンス許諾の下、北米地域でのみ発売された。シリーズの4と5をベースにしている。
DOS版
Hi-Tech Expression/CAPCOM USAの共同パブリッシングの下、海外でのみ発売された。ゲームギア版と違い、オリジナルのボスが登場している。
Mega Man Anniversary Collection
2004年に北米地域でのみ販売された。プラットフォームはPS2/GC/Xbox。
シリーズの1作目から8作目、ACの『~パワーバトル』、『ザ・パワーファイターズ」が収録されている。尚、エクストラコンテンツの内容がプラットフォームごとに一部異なっている。
一方でGBの『ロックマンワールド』全5作が収録される予定だったGBA版は発売が中止された。開発が著しく遅延したことが原因とされている。
MEGA MAN UNIVERSE
発売中止。日本版の「ロックマン」と、北米版『2』以降の少し顔が濃い「メガマン」、『1』パッケージイラストのおっさんメガマンの三者が使える予定だった。
ストリートファイター×鉄拳
前述のおっさんメガマンが参戦。声優は越田直樹。
原典よりダサさがパワーアップし、お腹が飛び出て無精髭を生やした中年男になっている。
スーツが明らかに布であり、しかも縫製が荒い。原典と同じく頭の出っ張りがズレているという無駄なこだわりも魅力である。
また、ですます調で話したり、一人称が「ぼく」だったりと見た目と中身のギャップが激しい。
オープニングではロールまでやたらと濃いタッチで描かれているが、これは後述のアニメ版をオマージュしているのかもしれない。
稼働初期に浮遊バグが発覚、これによってゲームの評価を著しく下げてしまった戦犯の一人。
アニメ版
同シリーズをモデルとしている。
ロックマンとロールが大人でやたら筋肉質だったり、敵のまとめ役がブルースであるなどと大変奇抜な内容となっている。
余談だが、このアニメ版にはロックマンXシリーズのエックス、VAVA、そして何故かスパーク・マンドリラーがゲスト出演した事がある。
関連イラスト
主に海外ユーザーが描いたイラストにつくタグである。
…のだが、外国人が好みそうな濃い顔のマッチョなロックマンにもこのタグがつく。