試運転
しうんてん
乗り物や機械が完成あるいは修理を終えた後に試しに運転すること
概要
発動機などの機械や自動車や鉄道車両といった乗り物の完成、又は修理後において、現場に引き渡す前に実際に運転し、新製車として要求されている仕様あるいは修理前と同じ水準通りに正しく作動しているが確認する作業のことである。
鉄道
鉄道車両は新製時や全般検査・中間検査完了後、営業運転前に試運転を行うことが義務づけられており、全般検査を行う大きな鉄道工場や車両製造会社においては構内試運転線を有するものもある。また車両基地へ戻された(あるいは新製配属された)際も更に本線試運転を行い、その上で異常が無いことを確認した上で晴れて営業運転に使用される流れとなる。
自動車
また自動車も新車生産の最終工程における「完成検査」の一環として、あるいは競技車のシェイクダウンを初め、チューニングや整備後に必ず試運転を行う。自動車の生産工場においても鉄道車両の試運転線と同じく構内にテストコースが存在している工場もある。(メーカーによっては寒冷地などに研究目的のテストコースを設ける事もある)