概要
CV:川原慶久
本編1年前までは、当時松金組に在籍していた海藤正治の弟分でもあったが、海藤がとある事件での責任を負わされ破門になってからは、若頭の羽村京平に取り立てられて頭角を現し、若衆へと出世した。現在は、かつて海藤の担当だったゲームセンター「シャルル」の営業を任されている。
普段は極道らしく粗暴に振舞っているが、根は優しく人情味溢れる性格をしており、組の弟分や子供に対しては細やかな心配りをみせることも。主人公・八神隆之や海藤とは古くからの知り合いで、二人は当時の気弱で優しかった頃の東を知っていることもあり、探偵事務所襲撃の際に再会した際には「別人」と言われるほど態度や顔つきが変わってしまった。
他の組員同様に八神の事を良くは思っていなかったが、海藤からの彼の過去を聞いた事で徐々に打ち解けていく。八神たちとの和解後は、松金組の現状を教えたりなどの情報提供の他、とある事情で身を隠している松金との謁見の場を設けるなど、ぶっきらぼうながらも協力的に接してくれる。また、何かとシャルルに押しかけられては今後の作戦会議を開かれたりと、いささか迷惑している様子だった。
松金が八神たちに敵対姿勢をみせた際には、苦悶の表情を浮かべながらも松金組の人間として再び八神たちに刃を向けるものの、その後も人目を避けながら彼らの捜査に協力し、共に神室町の連続殺人事件の真相に迫ることになる。
来歴
1年前、松金組事務所で起こった1億円強奪事件の現場に居合わせていた。
当時、事務所には電話番の海藤と東の二人きりしか居らず、東は下っ端として兄貴分たちの靴磨きをしていた。そこへ拳銃で武装した強盗犯(通称“赤鼻”と呼ばれているホームレス)が押しかけ、海藤の背後から銃口を向ける。ちょうど机の影になって気付かれなかった東は、ドスで応戦しようと身構えていたが、海藤から目配せでそれを制され、犯人の人相を覚えることに専念した。
事件後、海藤だけが羽村から責任を問われ、その場でケジメをつける(指を詰める)ことを強要されるも、その場に居合わせた組長の松金貢の破門宣告と八神の弁護により指を詰めることを免れ、そのまま組を後にした。
なんとか海藤を救いたかった東は、その後、独自の調査で強盗犯の犯人“赤鼻”の正体を掴み、彼がいる地下下水道までたどり着くが…
…そこにいたのは赤鼻と、彼から1億円を回収しようとする羽村(およびその右腕の尾崎浩二郎)の姿だった。実は、先の強奪事件は羽村による差し金であり、松金組を自身が掌握する上で邪魔だった海藤を貶めるための策略であった。現場をおさえられた羽村たちはその場で東を殺害しようとするが、彼に利用価値を見出した羽村は、命を取らない代わりに協力者である赤鼻を銃殺させ、共犯に巻き込んだ。
以降、羽村は松金組内の主導権を握るとともに、東も羽村からの恩恵を受け、若衆として取り立てられる。東自身も、こうした複雑な心境を押し殺すように冷徹な極道として振る舞うようになっていった。
本編では、連続殺人犯“モグラ”の正体を嗅ぎ回る八神たちを快く思わない羽村の命令で、八神探偵事務所を襲撃して集団で海藤に襲いかかった。東の変貌ぶりを目の当たりにした海藤たちだが、どうしてもそのことを信じきれず、密かに尾行して当時の1億円事件の真相を問い詰めた。
その後、東は海藤と酒を酌み交わしながら、長らく内心で抱えていた八神に対する不満を漏らすが、これを受け止めた海藤から、今日まで八神が辿ってきた凄絶な過去を聞かされると彼への認識を改めるようになり、以降もぶっきらぼうに振る舞いながらも、松金組にバレない範囲で八神に対して協力的に接するようになる。
戦闘
~直ぐ楽にしてやるよ…~
作中2度戦闘となり多対戦になるが、2戦共に海藤と共闘する形になる。
オーラ色は紫、テコンドーのような素早い蹴り技を主体とする戦闘スタイルで、こちらを浮かして積極的に空中コンボを狙ってくる、2戦目で序盤はドスを武器に戦うが後半は素手になる。
【3連蹴り】
コンボの始動技、ここからストレート→ハイキックまたは回し蹴り→旋風脚に繋がる。
かなり出が速く、ハイキックは当たると大きく吹っ飛ばされる。
【飛び膝蹴り】
単発技だがヒットすると浮かされ、直後の攻撃が空中コンボとなって確定する。
浮かされている間はガードも反撃もできない。
【掴み技】
ハンマーロックで引き倒した状態で腹にパンチを入れる、捕まれた時点で抜ける事が出来ない。
【側転蹴り】
モータルアタック、直撃すると体力に余裕があっても一撃で負ける可能性がある。