概要
混沌の苗床とはゲーム「ダークソウル」に登場するボスキャラクターである。
かなり終盤に出てくるボスではあるものの、本体に一撃さえ加えることができればクリアといういわゆるギミックボスの一種。本体の姿は虫である。
攻略するにはまず本体を守るバリアがあるので、そのバリアを発生させているステージ両脇にあるコアを破壊し、その後、中央奥にいる本体の場所に向かい、攻撃を加えれば良い。
しばしばプレイヤーからは「クソボス」と呼ばれてしまっている。
これはこのボスと戦うステージが最終的に穴だらけになり(コアを破壊すると穴の範囲が広がる。)、苗床による攻撃も相俟って穴への落下による即死が頻発するのと、もたもたしていると高火力及び広範囲の「炎の嵐」を放ってくることが原因である。
ダークソウルでは下が見えない穴に落ちると例えカンストのステータスでも即死するため、防具強化やレベルアップをしてでのごり押しという手は取れず、本体は一撃で死ぬため、武器の強化も意味が無いという有様である。
結果、プレイヤーは軽装になり、軽ローリングとダッシュを駆使して短期決戦でクリアしようとすることが多い。
設定
混沌の苗床は、かつて「イザリスの魔女」が自らの持つ炎の力で「始まりの火」と同じものを新たに作ろうとしたのに失敗した結果、生まれた怪物である。
イザリスの魔女とその娘達を混沌の炎によって飲み込んだ結果誕生したので、彼女達の成れの果ての姿でもある。それ故に、イザリスの魔女が見出した「王のソウル」を持っている。
失敗作ではあるものの、曲りなりにも生命を生み出す力はあり、この力によって生まれたのがボスとしても登場する「デーモン」達である。(牛頭のデーモンや山羊頭のデーモンなど。)
しかし、デーモン達は基本的に人間にとって危険な存在(門番として配置されたものも極少数いるが)であり、また混沌の炎によって「魔女の都イザリス」を炎の海にしてしまうなど、はっきり言って「災厄」そのものの存在である。
イザリスの魔女は「魔女」という名前の通り、呪術の祖である「炎の魔術」を得意としていたようだが、それも苗床の暴走によって完全に失われてしまった。その名残として「イザリスの杖」は拾えるが、これもプレイヤーが使う分にはただの魔術師用の杖であり、炎の魔術が使えるようになるわけではない。
因みに「イザリスの娘達」は全員が混沌の炎に飲み込まれたわけではなく、何人かは魔女の都イザリスから逃げ出し、命からがら生き残っている。
生き残ったのは、クラーグ、クラーナ、混沌の娘、グラナの4人である。
この内、クラーグとグラナとは絶対に敵対してしまうので、プレイヤーによって生き残りは2人まで減ることとなる。しかし、クラーナもイベントを進めれば行方不明になってしまうので、最後に明確に残るのは混沌の娘のみである。