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ファーザー(神聖モテモテ王国)の編集履歴

2020-07-15 10:17:08 バージョン

ファーザー(神聖モテモテ王国)

もてもておうこくのふぁーざー

ながいけんの漫画「神聖モテモテ王国」の主人公。

概要じゃよー

本作の主人公である自称謎の宇宙人。

一人称は「ワシ」で、語尾によく「~じゃよ」を付ける。

宇宙からぶらりと飛来した際に墜落し、その際にオンナスキーと出会う。

ナオンと彼らだけの蜜あふるる約束の地・モテモテ王国」の建国活動(ようするにナンパ)を行っているが、作戦はピント外れかつ付け焼刃のものばかりで毎回必ず失敗するのがお約束であり、死ぬ、警察に逮捕される、オンナスキーに止められる、ヤクザに殺されるのいずれかの結末を迎える(作者いわく「全てバッドエンド」)。

なぜか犬に襲われることが多く、逆に猫には懐かれる。

自分の正体については

謎の宇宙人

モテモテ王国を神に約束されている

23の秘密がある気がした

オンナスキーの父

謎の組織に追われている

耐熱性に優れている

死んでも死にきれない

3つのノウハウがある

ある帝国から優れた何かを感じた

にこやかな白人男性の夢を見た(正体か?)

以上が定義されている。オンナスキーいわく「これじゃ何もわからんのと一緒だ!

しかし、なぜか自分の正体を聞かれると「忘れた」と言ってはぐらかしてばかりいる。

無駄に不死身で幾度と無く死ぬが、何回死んでも何事も無かったかのように生き返る。

アパートでの食事は毎回トンカツ定食。好きな食べ物はトンカツだが、嫌いな食べ物もなぜかトンカツ。

コーヒーは見たことも聞いたことも無く、チョコレートは焦茶色でトンカツじゃないことぐらいしか知らないなど、食べ物に関する知識がほとんど無いことが分かる(※1)。

性教育を習ったことが無いのか人間の子作りについても知識が無く、人間の赤ちゃんは科学者が造っていると思っている(※2)。

一度ヤクザに好かれ、強姦されかけたことがあり、翌日はそのトラウマでオンナスキー以外の人間と動物がヤクザにみえるようになってしまった(その後、正気に戻ったが大して変わらねぇ)。

それ以外にも、「自分たちがモテないのは何かの陰謀」、「自分とオンナスキー以外の男は一枚岩の悪者」など、何かしらの陰謀論に取り付かれているらしく、「男は有史以来あらゆる重要な舞台に登場し、人類の歴史に干渉してきた謎の組織」としている(※3)。


(※1)…喫茶店で店主に「店主、コーヒーって何だ?」と尋ねており、その後のエピソードで味をソース味と指定して注文し、出されたコーヒーを見て「訳の分からない飲み物じゃないドス黒い液体」呼ばわりしている。


(※2)…オンナスキーに「お前が父親なら、母親は誰だ!」と聞かれた際に、「はあ? いねえが?」と答えており、自分の考えを言った際には「お前、その程度の認識でナオンナオンって騒いでたのか?」と呆れられた。ただし、Y染色体は知っている。


(※3)…当然オンナスキーからは「地球上全ての男が結託して組織立った活動をしているという妄想はどうにかならないのか?」とツッコまれている。


容姿

あるリトル愚かなわしの肖像

上半身はジオン軍の軍服に似た服を着ているが、下半身は白ブリーフ一枚に裸足。ただし、稀にパンツを穿き忘れる。

半開きの口に平行四辺形の目をしていて、頭には赤色灯がついた白髪の坊主頭のようなヘルメットを被っており、耳は突起物と呼ばれる黄色いドリルのようなカバーで覆われている。

頭の赤色灯は、ファーザーの身に危険が迫ると光るらしいが、自分では見えないので意味が無いうえに取り外しも不可能で、光ったのも買ってきたTシャツを着ようとして頭が襟から出なくなったときの一度だけ。それ以降は壊れてしまったのか二度と光らない。

耳を覆う突起物は撫でられると快感を感じ、中には賞味期限切れのプリンが入っているとのことだが、赤色灯およびヘルメット共々ファーザーの頭と一体化しているのか外すことが出来ず、本人も外すと死ぬと言っている。

手足はまるでゴムやシリコンで出来ているかのように曲がり(これはキャプテン・トーマスとヘビトカゲも同じ)、オンナスキーからも「お前、ちゃんと骨格あるんだろうな?」と言われている。

どんな変装やコスプレをしても下半身は徹底して白ブリーフ一枚に裸足と決めており、耳を覆う突起物のせいもあって、すぐにバレてしまうが、本人は変装に絶対的な自信があるのかバレないと思い込んでいる。


宇宙の掟

ゼルダ25周年記念のつもり※画像はイメージです

下半身が白ブリーフ一枚なのは、宇宙の掟でそう決められているから。

本来はフルチンが正しいのだが、50年ほど前に登場した「白いパンツ合法論」で、ようやくフルチン法が死文化しつつあるのが宇宙の現状だと本人は言っており、トランクスを穿いて短パンみたいに見せるのは何の意味もなく、黒いパンツを穿いて足を黒く塗りつぶし、黒いスパッツを穿いているように見せるのは論外とのこと。

白いパンツが合法なら、白トランクスや白ボクサーでもいいんじゃないの?とツッコんではいけない。

そのため、ズボンや靴下や靴を履くことを頑なに拒絶しているばかりか、ズボンを履くこと自体に強烈なトラウマがあるらしく、最初にズボンを履かされそうになったときは逃げ出したあげく嘆願書を書いてまで拒否し、二度目はアンゴルモア大王とその部下たちに履かされそうになって「人殺しぃーーーー!!」と叫んで逃げ出す始末。三度目に知佳がうっとりさせている隙にようやくオンナスキーがズボンを履かせたときは、履いていることに気づいた途端キラキラ光る吐瀉物を吐いて、訳の分からないうわごとを叫んだあげく、死亡した

なお、宇宙の掟を最大限に拡大解釈すれば、パンツに「危険物」のロゴや髑髏のマークをプリントすることは抜け道として可能らしい。


コスプレじゃよー

ファーザーは様々なコスプレをしてナオンにモテようとするが、前述の通り下半身は徹底して白ブリーフ一枚なので、すぐにバレてフラれてしまう。

ここではその一部を紹介。


フィンガーツー

ロックグループをナオンにモテモテの最高グループと感じてオンナスキーと結成。

作った曲がデタラメなのと、勝手に武道館でライブを行おうとしたのとで当然失敗。

ファーザーはその後警備員に怒られたが、なぜ怒られたのか理解できず、腹いせで武道館を爆破した。


偽オンナスキー

オンナスキーの担任の先生が訪問した際に、ベランダに締め出されていたファーザーがオンナスキーを気絶させてから変装。

当然すぐにバレ、目が覚めた本物のオンナスキーにバットで殴られた。

なお、オンナスキーを気絶させた後、「病気で時々パンツ丸見えになるのが義務付けられて、耳にかっこいい突起物が生えてくる」などとすぐにバレる言い訳をしていた。


荒熊ラスカル

ボクシングをナオンにモテるための方法と感じて、ボクシング協会に内緒で始めた。

ヘビー級でエントリーするためにとんかつを食べまくり、トイレに行く回数も抑えて体重を増やしたが、女性に気持ち悪がられた挙句、オンナスキーに蹴り飛ばされてキラキラ光るゲロを吐いた。


丹後わし之丞

健康と拳闘を混同したファーザーによる、ボクシング系第二弾。

オンナスキーをプロの健康家に鍛え上げようとして失敗し、自身が健康界にカムバック。見事ベルトを手にしたが、その後「健康を勘違いしている」と指摘されてしまう。

なんじゃって? すると…するってぇと、このベルトは一体…?

「どうしてお前は、そうやって余計な事だけ立派にやり遂げるんだ」


巻頭大連載先生

ナスマンのサインくれや

ブタッキーの取り巻きの女を奪うために行った変装。

電光石火備えガイ」という漫画を描いたが、オンナスキーに色々とおかしい箇所を指摘されて激怒。勝手に行ったサイン会では、ヤクザに「ナスマンのサインをくれ」と頼まれるが、当然知らないために混乱し失敗。

その後現れたブタッキーと取り巻きには漫画を酷評されるが、それでも懲りずに続きを描くも、原稿を紛失して帰った。


ポール・モーリア

ハトは平和のシンボル!

最初は「マジカルファーザー」という名前だったが、すぐにこの名前に変更。

エンターテイナーならモテると思ったファーザーが行った変装。

マジックには種も仕掛けも無いという売り文句を真に受けて、「マジシャンが異次元からハトを呼び出している」と勘違いし、帽子にハトを仕込まなかったため失敗。その後、オンナスキーから「マジックは種も仕掛けもある。 仕掛けが無かったら、そいつは幻術使いだ」と教えられるが、全く理解できなかったらしく、最後は人体切断マジックを種も仕掛けもなしに行おうとし、「理解できないなら忘れろ!」と怒られた。


偽キャプテン

キャプテン・トーマスの手下ヘビトカゲを自分たちの部下に引き入れるために行った変装。

いつものようにすぐバレたばかりか、本物のトーマスに「本物のトーマスはパンツをはかない主義」「本物のトーマスは町中を両手を挙げて駆け回り、『革命万歳』と叫ぶ」と言葉巧みに弄ばれ、その通りに実行したため、警察に逮捕された。


考察

作中でも前述の通り自分を宇宙人と自称し、ズボンを履くことを極端に嫌がるファーザー。

彼の言動は常人とかけ離れた支離滅裂なものばかりであるため、どこからどこまでが真実なのかは不明だが…

  • あるエピソードでは自分の本名を「ファーザー・ド・グランバザール」と名乗ったが、別のエピソードでブタッキーとともに紙に書いたプロフィールには「機動紳士ファーザー」と以前とは違う名前を書いており、後のエピソードで知佳に自己紹介をした際には「スペースファーザー」と、やはり全然違う名前を名乗った。
  • 自分から「わしは謎の宇宙人。 23の謎があるんじゃよ」と言っているが、本当に謎の存在なら、自分から「謎の宇宙人」とは名乗らない。
  • アンゴルモア大王の使徒たちがファーザーを調査したところ、ファーザーのDNAは左巻きで、変わったアミノ酸でタンパク質が構成されており、細胞内にはミトコンドリアの代わりにオルガネラという何だかよく分からないものがあるとのこと。
  • ズボンを履くのを極端に嫌がるのは「宇宙の掟」と言い張っているが、あるエピソードのオンナスキーによると「地球の重力に魂を吸われる」と言って拒絶したそうだが、その後のエピソードでは「ズボンを履かせたら時間と空間の歪みに挟まれて、全宇宙が吹き飛ぶ」とオンナスキーの証言と違う理由で拒絶した。

などを考えると、宇宙人だということは本当でも、「23の謎がある」や「宇宙の掟でズボンを履くことを禁止されている」は大嘘、もしくは本人がそう思い込んでるだけの可能性もあり、本名にいたっては最初から名乗る気が無いと考えられる。

まあ、ギャグ漫画なのでまじめに考察しても何にもならないとは思うのだが。

これ以上は神聖モテモテ王国が未完のままであるため不明。



関連タグじゃよー

ながいけん

神聖モテモテ王国

オンナスキー

こいつのペン入れは腕慣らしにちょうど良い…ファーザーが落書きみたいな姿をしているために付けられたと考えられる。

(自称)宇宙人

国王

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