南極条約
なんきょくじょうやく
南極条約とは、南極地域に由来する条約の総称
条文
- 大量破壊兵器に関する条項
・原水爆および生物化学兵器の使用を禁止
・コロニーおよび大質量天体落下戦術の禁止
- 特定地域および対象への攻撃禁止
・中立地域の保護
・月面都市の保護
・木星船団公社所属艦の保護
- 捕虜の待遇に関する取り決め
・捕虜の人道的扱い
経緯
ジオン公国の優勢に終わったルウム戦役(一週間戦争)の結果を受け、停戦条約という形でジオン側から提出された。レビル将軍が虜囚となるなど大きく戦力を落としていた連邦軍はこれを飲まざるを得なかった。
しかし特殊部隊によってレビルが救出されると、連邦側は主張を一転し、停戦条約ではなく戦時条約という形で条約が締結された。連邦の方向転換は救出されたレビルの演説によるところが大きいとされている。
しかし、下記の違反リストからも解かる通り、この条約はジオン側が提出してきたにも拘らず、悉くジオン側は条約無視を平然と繰り返し、戦後になって、連邦側は報復及び抑止力手段として、禁断のモビルスーツの開発に着手する事になっている。
南極条約違反
生物化学兵器アスタロス
環境汚染を目的として開発された、繁殖力が極めて高い侵略的外来植物。ジオンで開発され南極条約に抵触しない範囲での使用が想定されていたが、計画を超える繁殖力を持ってしまった。
ユーリ・ケラーネの暴挙
オデッサ作戦において敗北したユーリ・ケラーネ少将はヨーロッパから脱出した後、連邦軍の追撃に対し、核兵器を使用している。本人は「ただの気化爆弾」と嘯いているものの、モビルスーツが蒸散するほどの爆発力とその後の衝撃波の規模から核兵器である事は明らかである。
サイド6襲撃事件
サイド6における新型MS開発を妨害する目的で、ジオン軍キリング中佐が核ミサイルの使用を指示したが、発射前に連邦軍艦隊に阻止された。