注意
この記事は放送中のアニメ「天晴爛漫!」に関するネタバレを含みます。
閲覧の際は注意してください。
概要
アニメ「天晴爛漫!」に登場する2人組のアウトロー。
当初彼らは伝説のアウトロー「ギル・T・シガー」とその相棒として大陸横断レースに参戦したが、その実態はレースを有利に進めるためにギルの名を騙っていただけの別人。
ギルと思われていた男の正体はトリスタン・ザ・バッド…つまり相棒を名乗っていたチェイス・ザ・バッドの弟である。
ギル一味の危険性や知名度、「ギルズスネーク」というシンボルの存在、それでいてギル本人の正体が知られていない点は隠れ蓑としては最適であり、運営もギルが謎の男だからと身元確認を怠っていたためトリスタンが正体を明かすまで誰も気づかなかった。
人物像
- トリスタン・ザ・バッド
「虐殺のギル」ことギル・T・シガーの振りをしていた大男。
お互い素手とはいえ一色小雨、景夏蓮、アル・リオンの武芸に秀でた3人をまとめて押しのける程の力自慢だが、自分達がギル一味を名乗っていた事が原因でレースを妨害したホトトに対し石を投げ迫害する観客を威嚇射撃で止め、彼が吐露した言葉に涙を流し傷を労るなどおよそアウトローとは思えない程に純朴で優しい人物。
- チェイス・ザ・バッド
粗暴で狡猾、飄々とした性格は元々。
ギル(トリスタン)に代わり指示をしていたのではなくバッド兄弟の兄として一味を率いていた。
言葉巧みにルールの穴を突き一歩間違えれば死傷者が出かねない爆破工作を行うなど悪党であることは間違いないのだが、本来は女子供は殺さず、自分達より貧しい者からは奪わないことをポリシーとしており、弟共々ギルの人物像とは真逆の穏健派である。
考察
自分たちの作戦を盗み聞きしたホトトを始末せず箱に閉じ込める、ホトトを探し疑いを向けてきた小雨を見逃す、ギル(トリスタン)があまりに大人しすぎるなどの凶悪な犯罪集団にしては詰めが甘かったり不可解な点が見られたが彼らの本性を知れば説明がつく。
拉致または始末されたと思われていたホトトが休憩ポイントの近くで発見されたのは人目のつかない場所へ運ぶ途中で誤って落としたのではなく作戦が終わる頃には保護されるようあえて線路近くに置いていったと考えるのが自然と言える。
また正体を隠している間トリスタンが終始沈黙していたのも温和な彼では口を開くとすぐにバレるため喋らないようにしていた可能性が高い。
関連人物
ホトト…ギル一味を追っている少年。彼の悲痛な本心に打たれたトリスタンにより正体が明かされ、誤解を与えたことに謝罪した。
一色小雨…夜営中に現れた妙な男。
空乃天晴…前述の爆破工作により車を破損させられたお返しとばかりに自分達の車を解体される(一応チェックポイントでの滞在時間=8時間あれば元に戻せる程度に留めている)
ホトトの仇…本物のギルもしくはその一味と思われる男。彼もまた大陸横断レースに潜伏している。