概要
四肢、頭骨以外はほぼ完全な状態で保存されており、形状から偽竜類に属する新種と推定され、メタノトサウルスと命名された。
欠損している部分があるが、推定で全長は130センチ程と思われる。
しかし、唯一発見された前述の化石が失われてしまい、詳細な調査続行が不可能となってしまった。
その後1970年に同地層で新種の魚竜であるウタツサウルスが発見されたことで、メタノトサウルスの化石も実は魚竜だったのではないかという意見が出てきた。
偽竜類も魚竜も海洋性爬虫類ということもあり、収斂進化によって肋骨等の構造が似ていて誤認した可能性がある。
ただし、現在でも偽竜類説も支持されており、完全に魚竜と判明したわけではない。