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「俺は“毘灼”統領 お前父親殺害の首謀者だ」


概要編集

妖刀を持ち去った妖術師集団「毘灼」のボス。

主人公・六平千鉱にとっては、の仇にして妖刀を奪取した絶対に斬るべき敵。


人物編集

フルネーム・年齢・経歴不詳。

本名かはたまたコードネームかは不明だが、組織の構成員である昼彦からはこの名前で呼ばれている。

黒髪をしたスーツ姿の男性で、手の甲に毘灼の証である紋章が刻まれている他、複数の円が連なったような独特な形の瞳であり、両目の周りに刺繍がある。

腕を斬られようと冷静沈着で、常に酷薄な笑みを浮かべている。


詳しい動機は不明だが、本人の言に拠ると毘灼に指示して六平国重宅を襲撃させてその命を奪い、妖刀を奪った外道

現場には居合わせなかったが、以前から千鉱を知っていたかのように遭遇時に「大人びたな」と感心する様子を見せる。千鉱にとっては是が非でも殺したい相手であると自覚しながら、その復讐心を一種の楽しみとしているような態度を見せ、意図的かは不明だが無神経な発言で憎悪を煽る。

また、双城厳一の妖刀に並ぶ新兵器開発を目的とした鏡凪一族の細胞を利用する実験に対して妖刀「刳雲」を貸し与えて協力したり、漣家の楽座市でも工作したりと作中の全ての出来事で暗躍している(千鉱たちが毘灼や妖刀関連の事案のみに狙って干渉しているとはいえ)。


六平国重殺害の目的は、妖刀「真打」を自らが振るう為。


能力編集

交戦した千鉱曰く「底が知れない」

少数精鋭で神奈備の上層部の一部や作中でも現状群を抜いて腕の立つ柴登吾等の管理下にあった六平家の結界内に侵入し、殺害を果たしている毘灼の頭を務めている事から相当の実力者。


妖術を使わず、玄力による身体強化のみで刳雲による雷を用いた超速移動での戦闘法で挑む千鉱に軽々と応戦している。

また、非常時には腕一本や体を刀剣で刺し貫かれる等の損傷にも怯まず、逆にそれを微笑みながら出血を目潰しとして利用する異常な精神力も兼ね備えている。


まだ固有の妖術は見せておらず、他の毘灼の一員が見せたものと同様の炎となってその場から消えて離脱する移動術、他人や地面から強靭な樹木を急成長させての妨害や攻撃等の術を使うのみ。

ただ、それだけで妖刀相手に戦闘を行い、傷を負いながらも涼しげな顔でまだ足留めの為に煽る余裕を見せており、未だ実力の全容が不明。

また、いかなる手段を用いてか一度は切り落とされた腕を接合し、再度動かす事もできる様子。


人間関係編集

復讐者。

父親を殺害した事で強い憎悪を向けられており、その態度や鋭い殺意を向けられて「心は満たされた」と発言したり、自身の撒いた憎悪の種がどう育ったか気になる等、彼の様子や成長を愉しんでいる節がある。


妖刀回収の為に殺害した相手。


刳雲を貸与したり、研究等の進捗を報告させたりと密接な関わりがあった。


妖刀「真打」の出品、会場への襲撃を予見して双城の遺した研究成果による兵器を提供したり等のやり取りを交わす。


同じ毘灼のメンバーで、妖術師としての才能を高く評価している。

他のメンバーから、昼彦に甘い事を愚痴られていた。


余談編集

  • 作中の描写から、腕を切り落とされても平然としていたのは本体ではないから、つまり初登場の姿は偽物なのでは?といった考察が一定数挙げられている。
  • また「真打」を使うにしても、かなり回りくどいやり方をしており、実は本来の持ち主である「剣聖」が正体なのでは?と考える読者もいた。
    • 後に、真打を介して剣聖から干渉されるリスクを回避すべく、あえて楽座市に出品した事が判明し、剣聖説は否定された。

関連タグ編集

カグラバチ 毘灼 黒幕

昼彦 六平国重 六平千鉱

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