「言ったはずだ、“狩人はこちら側だ”と」
概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
カグラバチに登場するキャラクターの1人で、双城戦後の戦いにおける章ボスに相当する敵。
裏社会において絶大な影響力を持つオークション、『楽座市』を取り仕切る「漣家」現当主にして首席競売人。
そして、主人公である六平チヒロにとって絶対に無視できない存在の1人であり、漣伯理にとっては実の父でもある。
人物![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
冷静沈着でパット見は紳士の様に見える男性。
初代当主から脈々と受け継がれた「蔵」の管理者で、楽座市の遂行を第一に考え行動。
家族への愛情はあるが、目的の為なら顔色一つ変えずに家族を捨て石にする外道でもある。
一応、家族を犠牲にした際に表情が険しくなる場面はあるが、出来損ないの烙印を押した伯理の事は容赦なく殺そうとしていた。
彼の語る家族への愛情も、漣家の妖術師としての使命感が前提にある為、まともに玄力も扱えない伯理の事は落ちこぼれとみなし、彼が兄である漣宗也から虐待を受けても、黙認するどころか「出来損ないに構うな」と発言。
彼にとって人の命等、楽座市に出品する「商品」よりも軽い。
更に、「商品」として監禁された人間も、必要とあれば簡単に犠牲する冷酷な人間。
一方で、チヒロが「商品」となった人間を見捨てられない事を見抜き、あえて「蔵」の情報を開示して行動を封じる、「蔵」に唯一繋がる搬出口を事前に潰しておく等、非常に頭の切れる人物。
伯理を人質にして、チヒロから淵天を「商品」として出品させたりと、かなりしたたか。
伯理が覚醒した際も、その才能を見抜けなかった事を自分の失態と認めつつ、状況から既に『排除すべき敵』であると切り替える等、基本的な戦闘能力は高く無い分、双城とは別ベクトルの強敵と言える。
能力![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
「蔵」
漣家を二百年に渡り繁栄させてきた要であり、異質と呼べる程天才であった初代当主の代名詞と言える妖術。
通常、妖術は継承できないのだが、漣家は儀式により強い繋がりのある人間、すなわち家族にこの「蔵」を継承させられる。
漣家の人間が妖術を行使する際の特徴、左目に黒い炎の様に玄力が揺らめくが、「蔵」を継承した彼の場合、当主の証である仮面が左目に出現する。
一言でいえば、大量の物品を収納する異空間。
内部は非常に広く、制限等は不明。
楽座市の為の「商品」が納められており、骨董品から妖術関連、更には異能を宿した人間等、収納に関する上限は描写されていない。
また伯理が覚醒した際の描写から、鍛錬次第で内部の構成を自由に拡張できる可能性もある。
現実空間から完全に隔離された異空間で、外から無理矢理侵入するのは不可能。
内部の空間は術者の意思で自由に操作でき、床を変形させる事もできれば、中の「商品」を締め殺す事も可能。
ただし、「蔵」の継承者が死亡すると空間自体は消滅しないがアクセス権のみが消失する為、緊急時に商品を搬出する非常用の扉が用意されている。
また、「蔵」に登録した物体を出し入れできる為、商品登録を済ませた人間や物品(戦闘時には当主を守る精鋭妖術師“濤”や武器)を遠隔地から転移させられる、正に破格の妖術である。
更に、継承者本人もこの空間に入れる為、緊急時の安全圏にも使え、逆に自分の意のままに操れる世界で戦う事も可能。
妖術は基本1人につき1つのみなので、「蔵」を継承すると本来の妖術が使用不可能となる。
人間関係![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
不出来な息子。
完全に興味を失っており、「商品」である『氷の肌の女』を死なせた為、勘当していた。
存在する筈が無かった七本目の妖刀、『淵天』の持ち主であるチヒロが釣れた為、その事だけを唯一評価できるとまで発言している。
チヒロの相棒として敵対した果てに、自身の「蔵」を打ち破る天敵である事に気付く。
妖刀回収の為に敵対する復讐者。
妖刀の中でも別格に危険な『真打』を出品した為、必然的にチヒロとも敵対。
妖刀抜きにしても、自分の息子を平然と無駄死にさせた京羅の行いは信じられないものであり、伯理の為にも、「商品」として囚われた人々の為にも、絶対に退けない相手。
チヒロの協力者である妖術師。
空間転移で不利な状況に追い込まれ、爪を剥ぐ拷問をすると脅されるが、「爪を1枚剥ぐ度に人質を1人殺す」と逆にチヒロと柴を脅迫。
その後も自分達の行動を予見して対応してくる京羅に、柴は苦戦を強いられる事に。
『真打』を漣家に出品したスポンサー。
楽座市遂行の為、零天石まで提供しており、どこまで関係があるのかは不明。