「あんな不幸が生まれんのはな 個人(だれか)が妖刀を握るからだ」
「お前が妖刀を振るい続ければ また不幸が生まれるぞ」
概要
妖術師を管轄する公的組織「神奈備」所属の女性。
神奈備の中でも最高戦力といわれる唯一妖刀に対抗し得る“個”。
美原多福とコンビを組んでいる。
人物
不幸が生まれるのは個人が妖刀を握るからであり、そうならないために妖刀は神奈備によって管理されるべきという思想を持つ。
妖刀は六平国重の所有物だと主張する六平千鉱とは目指す理想は同じでありながら、妖刀の扱いに対する思想で相反し、度々衝突することになる。
乱暴な口調や態度で、よく暴走しそうになってしまう。
しかし、己が妖刀と個で対抗し得るほどの強力な妖術を身に宿していること、組織に属する身として自分勝手な行動はできないことなどを理解して最大限全部を救う選択肢を取ろうとするなど、間違いなく確かに善性を持っている。
目つきが鋭いのもあってか、頭から血を流してハイになった際は多福と漣伯理から「コワ」と言われていた。
能力
「陸郎 手ェ貸せ」
“餓者の炎骨”(がしゃのえんこつ)と呼ばれるモノの懐柔主で、通常の妖術とは一線を画す異能の持ち主。詳細は不明だが、文字通り炎を発する骨を召喚・使役して戦う。
また、能力を発動する際、「陸郎」(りくお)と名前のようなものを呼ぶ。
現在は“炎骨”の胴体までの使用が許可されている。