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概要

裏社会でも大きな祭典とされる「楽座市」を二百年に亘って取り仕切る有力な妖術師家系・漣家の当主の息子。

一族内では妖術の発現どころか玄力の扱いも儘ならず落伍者として蔑まれて虐待同然の生活を送っていたが、とある出来事が原因で遂に家から勘当される。


しかし、そのとある出来事を理由に追放後も楽座市を終わらせるという目的の為に動いており、その経緯で六平チヒロと出会い、目的と志を共にして協力するようになる。


人物

左で横髪を束ねた特徴的な髪型の白髪をしている。

薄い青の瞳だが、妖術使用時には左目が燃えるような現象を起こして変化している。


基本的に素直な性格で正義漢。

ヤクザに誘拐されそうになっていた女児を庇い、しかし腕っ節は弱いので逆に自分が攫われてしまったりしてしまうが、妖術と妖刀の戦闘であろうと身を挺してチヒロを守ろうとするお人好し。

妖術が使えず、名家としての誇りを重んじる一族の中で落ち零れ扱いだった事で、役割という事に強迫観念めいた強い思いがあり、自分に価値を見出してくれるチヒロや柴の言葉を真剣に受け止めたり、彼らの不在時もせめて人の役に立とうとお使いを引き受けたりする。

ヒナオやシャルとも仲が良く、彼女らと戯れる描写もしばしばある。

兄の宗也からは日頃から過激な暴力という愛情を受けていたため、姿を見た瞬間にたとえ高所だろうと飛び降りて逃げようとする程に恐怖している。


経緯と活躍

漣家当主の息子として、幼い頃は良好な親子関係を築きながら、いつか漣家の人間として特別な存在になろうとしていた。

しかし、周囲と比較して全く成長しない自身の能力の低さから家族にまで蔑視され、暴力を振るわれる日々を送る。

それでも漣家の役に立とうと奮い立つ中、「蔵」に搬入する前の商品でありながら、他の商品に悪影響を及ぼすとして特別に隔離されて管理状態にあった『氷の肌の女』の世話を命じられる。


最初は商品と商人としての上下関係を意識した言動で接するも、心根の良さから彼女にはいつも心乱されつつも触れ合っていく事で辛い日々の中でも無意識に癒されていく。

遂に絆された伯理は、搬入当日に女性を脱走させようとするも、最初から生きる意思の無かった女性は牢を出た後に自殺。

自分の態度が、言葉が彼女を死に追いやったと責任感を感じるようになる。

そして、元から落ちこぼれである事に加えて商品である女性を駄目にした事も重なり、家からは勘当された。


その後、勘当されたショックから立ち直れないものの、あの女性の悲劇によって楽座市への価値観は逆転しており、その阻止の為に動こうとしていたところで双城と千鉱の戦闘現場に遭遇する。

その時の千鉱の活躍を目の当たりにし、自身もああなりたいと思って道端でヤクザに誘拐されそうな女児の身代わりになり拘束される。

そして、ヤクザによって始末されかかっていたところで千鉱、神奈備と遭遇。双城の一件で妖刀への信念が揺らいでいた千鉱を神奈備の攻撃から庇い、彼を叱咤して奮い立たせた。

その後、ヒナオの店に戻ってからは漣家の情報を提供し、殺される危険もあってヒナオの店で待機しながらお使いを頼まれたが、探しに来た宗也に襲われて窮地に陥る。

柴の助太刀で危機を凌ぐも、同時期に漣家を襲撃していた千鉱たちの立ち回りから伯理の関与を推察した父によって呼び戻され、千鉱の妖刀との人質交換の道具にされる。

自身の存在がチヒロ達を逆に追い詰めたと自責の念に駆られるが、二人からの激励に応えるべく情報提供を続け、本格的な楽座市阻止に臨む。


当日は最も厄介な当主親衛隊・濤の中でも最も強力な宗也を誘導して分離するが、予定外の事態で彼と一騎打ちをする事になる。

当然、妖術も発動できない伯理は宗也の攻撃にひたすら耐え続けるが、その最中で柴からの助言や、チヒロへの信頼で奮起し、ようやく念願の妖術を発動。

その後、本気になった宗也の足留めを買って出て本気の一騎打ちに挑む。

まだまだ未熟なため呆気なく返り討ちに遭って倒れるも、戦いの中で掴んだ己の妖術の全容を理解し始める。

伯理の中に宿るのは「威葬」と「蔵」の二種、すなわち落ちこぼれかと思われた彼はかつて異端とされた初代漣家当主以来の天才の資質を持ち合わせた存在だった。


そして、覚醒した伯理はその才能に遜色ない妖術で宗也を撃破。

チヒロと合流し、「蔵」へと向かう。




能力

妖術師の名家・漣家で落ち零れと称された通り、玄力の使用も出来ず、未だ妖術を発現していない。

体術面も未熟なため、ヤクザ数人相手に容易く拘束されている。


しかし、柴の見解に拠ると無意識ながら玄力を体に巡らせるという妖術師としての基礎は出来上がっている。

その理由は、日頃の虐待から身を守る為に肉体が自然と玄力による強化を発動していたという。

助言を元にして、後に漣家相伝の妖術「威葬」を発動する。


また、さらに自身の妖術発現に端を発して自身の能力の仔細を掴みかけていく彼は、己の中に初代漣家当主と同様亜空間の妖術「蔵」を擁している事を自覚。

宗也が虐待で使用する道具が「蔵」に収納されていたのは、二度と彼の手に渡って自身が傷つけられないようにという玄力による自己防衛と同様の理由と思われる。


今まで「威葬」を発動できなかった一因に、自身の玄力のほとんどを「蔵」の保持・運用に無意識に割いていたことが挙げられる。

しかし覚醒後は意識的に玄力を扱えるようになったため、最初とは異なり「威葬」による強力な衝撃波も操れるようになった。


人間関係

同志。

妖刀という目的があるので、楽座市の阻止という目的は一致している。また、弱者を救うべく己の身を犠牲にしてまで戦い抜く強さと優しさに感銘を受けており、彼からの期待にできる限り応えたいと思っている。


傷ついた自分の顔を癒してくれた少女。

たまに遊んだりしている。


チヒロ同様に尊敬する妖術師。

彼から妖術師として改めて軽い手解きを受けている。


漣家当主にして父親。

最初は彼に褒められたい一心で漣家の人間として精進しようとしていたが、後の事件で勘当される。その後もチヒロ達への情報漏洩から殺されそうになる等の仕打ちを受けて傷ついている。


  • 漣宗也

五つ上の長男。

出来損ないの伯理を溺愛しており、暴力によって愛情表現を行うため恐怖の対象。


  • 漣天理

一つ下の弟。

伯理を父の顔に泥を塗った一族の恥と蔑んでいる。



  • 氷の肌の女

改心の切っ掛け。

楽座市開催前に「蔵」に搬入される前の月日、彼女の世話をしながら触れ合う日々に無自覚に癒され、彼女の死を経て漣家や楽座市と敵対する意思を固める。





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