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パクラー(タイパラ)の編集履歴

2020-09-06 14:16:25 バージョン

パクラー(タイパラ)

ちょっとしたねたきじ

パクラーとは、人のものを盗むいわゆる泥棒のことであるが、ここでは主にタイムパラドクスゴーストライターの蔑称とそれにまつわるちょっとしたネタを書いていく。

概要

パクラーとは、『主に他人のものをパクる人』すなわち、泥棒という意味で使われる言葉であるが、2020年に連載された漫画作品であるタイムパラドクスゴーストライターの蔑称としても使われる。

これは単に作品のタイトルに都合よく『パ』と『ク』と『ラ』と長音記号が使われている事、そして何よりも、この作品の主人公が他人の作品を盗作しておきながら、何一つ謝罪も反省もしない人間のクズとも言える性格をしていた事で着いた

その経緯からも分かる通り、基本的に侮蔑的な表現でしか使われないが、本稿では趣向を変えて、逆にどうすればこんな名前を付けられずに済んだかを記事としてまとめていこうと思う。

 

前置き

まず、親記事であるタイムパラドクスゴーストライターの記事に詳しいが、この作品の特殊な特徴として、読者による考察が非常に多いと言うのがある。

ただし、いわゆる『物語の伏線を読み解き、世界観や作者の意図、物語の結末を予測する』と言う通常の考察と違い、考察の内容は『どのような展開にすれば物語が面白くなれたか。キャラクターやストーリーをどう動かせば面白くなれたか』と言うものである。


考察の内容がズレているのは、タイパクと言う作品の内容が読者の期待から大きくズレたものであったためである。

と言うのも、タイパクという作品の第一話が、落雷によりタイムマシンになった電子レンジから未来の少年ジャンプが送られ、そのまま未来の漫画作品を盗作してしまうという、中々ショッキングな始まりであったことから、読者は主人公がダークヒーローに落ちて破滅するというスリリングな展開になるのか。あるいは未来の情報を元に未来を変えるサスペンスが展開されるのか。と、主人公に対する賛否両論と共に大きく話題を呼んだ。

しかし、続く第二話以降、主人公はメインヒロインが描いた未来の漫画作品を盗作して、盗作した事を何一つ反省する事なく、そのままメインヒロインの未来を奪い続け、それが王道ヒーローとして称賛されると言う内容がただ延々と繰り広げ続けられた為、読者は主人公に対する怒りと憎しみを爆発させ、そのまま連載が終了してしまった。


連載の終了に関しては、作品の序盤、大体第五話辺りから読者から囁かれるほどであったが、メインヒロインのキャラクターは、ビジュアルが良いことに加えて、主人公に盗作される漫画の天才というキャラクター性から、作品の初期はかなり人気が高かった。

また、第一話の内容も、凡人でありながら志の高い主人公が、それとは知らずに犯罪に手を染めるというクライムサスペンス要素に加えて、未来の漫画が送られ、それを元に歴史を改変していくという時間系SF要素が加わったストーリーであり、少年漫画としては邪道ではあるものの、SFサスペンスとしては実に王道な内容となっている為、上述の考察を行う読者が非常に多く存在した。

その考察の多さは最早、二次創作に足を踏み入れていると言っても良いほどで、本編を読むよりも考察を読む方が面白いとまで言われてるほどである。

そこでここでは、結局本編では採用されなかった様々なルートを一つ一つ解説して記述する。


考察による人気ルート

 

大きく分けて本作の『考察』による人気ルートは三つ。


人気ルート1.「ダークヒーロー」ルート

最も多く考察されるルートであり、『主人公がタイムマシンを利用して、漫画の天才でありメインヒロインであるアイノイツキの漫画を盗作する事で人間のクズへと落ちながらも彼女と戦い、人気漫画家となるも破滅するルート』いわゆる主人公を夜神月に代表されるダークヒーローに落としたストーリー。

このルートの場合、少なくとも作品の序盤は、タイムトラベル要素よりもクライムサスペンス要素が強く、主に『メインヒロインであるアイノイツキが、未来の自分の漫画と戦う事で、未来よりも面白い漫画を作る』と言う、言わばメインヒロインこそが、真の主人公として扱われている。


このルートの場合、さらに二つの人気ルートが存在する


菊瀬編集が主人公に盗作を指示するルート

このルートでは、主人公は盗作に気づき、付き合いのある編集である菊瀬編集に盗作の事を相談するも、逆に主人公の才能を知悉していた菊瀬編集が主人公に盗作を強要させる。

このルートの特徴として、菊瀬編集が主人公の共犯者となり、主に主人公の頭脳として活躍する。

菊瀬編集は、第一話の時点では悪役として主人公に陥れられている為、このルートの場合は、第一話後半の内容が大きく変更されるか、第二話にて主人公が菊瀬編集に謝罪するかのどちらかが必要になる。

また、このルートにおいて菊瀬編集は、主人公と四年間の付き合いがあることから、「主人公の才能を誰よりも買っているが、その才能の芽が出ないことを歯痒く思っており、例え盗作と言う形でも主人公の才能を世に知らしめようとしている」という設定が特に人気で、言うなれば菊瀬編集が真のヒロインルートである。


菊瀬編集がアイノイツキと組んで主人公に復讐するルート

このルートでは、第一話の内容に変更を加えずにそのまま引き継いでいる。

第一話のラストで登場したメインヒロインであるアイノイツキが、第一話の内容によって信頼の失墜した菊瀬編集と接触し、主人公の盗作に気づいた二人が主人公に復讐するため結託する。

このルートの特徴として、主人公には特に共犯者を設定されていないと言うのがある。

基本的にタイパクの批判には、主人公に共犯者が設定されていないことに集約している為、このルートは批判内容に変更を加えないと言う特徴がある。その為、このルートを採用した場合、ルートが更に細かく分類される事になる。

ルート分岐の場合、大きく分けて主人公自身の隠された才能が覚醒するか、主人公に菊瀬編集以外の共犯者が付くかのどちらかのルートに更に分かれると思われる。


ルート2.1『主人公に隠された才能が覚醒する場合』

このルートの場合、大きく分けて主人公の漫画家としての才能が覚醒する場合と、盗作者や詐欺師などの犯罪者としての才能が覚醒する場合の二つに分かれる。

また、このルートの場合、クライムサスペンス要素が強くなり、未来を変えるタイムトラベル要素や、ルートによっては漫画家漫画としての要素も薄くなる。


  • ルート2.11『主人公に漫画家としての才能が覚醒する場合

この場合、主人公はホワイトナイトの盗作を続けつつ、漫画家としての能力が覚醒し、本来のホワイトナイトであるアイノイツキ版ホワイトナイトから内容が乖離していき、主人公が自分の才能とメインヒロインの才能の差に苦悩していきながら、それでも漫画家としてそれなりの成長を遂げるルートが考案されている。

この場合、曲がりなりにも漫画家として成長することができるルートである。


  • ルート2.12『主人公に犯罪者としての才能が覚醒する場合』

このルートの場合、主人公はアイノイツキを騙す事でホワイトナイトの全容を聞き出し、そのまま連載を続行する。

また、幾度となくアイノイツキや菊瀬編集に追い込まれるなどしても、菊瀬編集を貶めたり、ネットを通じてのデマ拡散をしてアイノイツキの漫画家としての社会的信用を失墜させるなどしていく、完全なる悪人ルートとなる。


ルート2.2『主人公に共犯者が付く場合』

このルートの場合、共犯者が誰になるかで、大まかなストーリーが変更される。

具体的には、未来ロボットフューチャーくんが共犯者になった場合は、ファンタジー色・SF色が強くなり、話の核心である『未来の改変』や『メインヒロインの命を救う』と言ったテーマが盛り込みやすく、話の流し方によっては、「主人公が盗作をしながらも王道ヒーローとして活躍できる」と言う、この作品の内容を変える事なく評価を高めることができるルートになる。


    • ルート2.21『主人公に共犯者が付く場合(未来ロボットフューチャーくん)』

主人公の電子レンジをタイムマシンに変えた存在である未来ロボットフューチャーくんが主人公の共犯者になるルート。

こちらのルートの場合、上述の様に「盗作をしながらも王道ヒーローとして活躍できる」可能となるルートである。

具体的には、「主人公が盗作しなければメインヒロインが死亡し、メインヒロインが死亡するか否かが、人類の存亡に関わっている為、盗作しなければならない」とする事で、主人公の行動をある程度フォローすることができる。

メインヒロインの生命と人類の存亡に関しては、「メインヒロインの子供が後に優秀な科学者になり、幼少期に読んだ母の漫画の続きを読みたいが為にタイムマシンを開発するが、それが世界大戦の引き金を引いた為、その未来を変える為にはメインヒロインを救わねばならない」と言うターミネーター的な設定があれば、メインヒロインの年齢や漫画家という設定を無理なく組み込むことができる。

また、このルートは後述されるフューチャーくんがラスボスルートととも親和性があり、主人公を悪役にしつつも、最初はフューチャーくんにされるがままに盗作をしていたが、やがてフューチャーくんに反旗を翻し、打倒する事を目的とすることもできる。言わば、成長型主人公としてのストーリーを描ける利点がある。


    • ルート2.22『主人公に共犯者が付く場合(フューチャーくん以外の人物)』

この場合、菊瀬編集とアイノイツキ以外であれば様々な人間が主人公の相棒となる事で、話を進めることができる。

その為、本編で言えば新キャラを出して活躍させることができ、二次創作をする場合はオリジナルキャラクターを出すことができるという利点がある。

また、新キャラではなく本編で出てきたキャラクターで共犯となる候補者として、主人公に未来ロボットフューチャーくんを託した専門学校時代の親友というのがいる。

彼が共犯になった場合、彼の子孫が彼の持っていたフューチャーくんを通じて主人公に盗作を行わせたという設定をつけることができる。

フューチャーくんは、主人公にとって四年間の苦労における心の支えになっていた為、親友のキャラクターを掘り下げつつ、主人公との絡みを増やすことで主人公を善のキャラクターとして描くことができる利点がある。


人気ルート2.ラブコメルート

主人公がアイノイツキに盗作を素直に打ち上げ、二人で漫画を描き上げながらもタイムマシンに翻弄されるルート。いわばバクマンをよりラブコメ的に仕立て上げたストーリー。


絵がうまいが話しづくりは下手な主人公と、絵は下手だが話しづくりは天才的なアイノイツキがコンビを組む」と言うオーソドックスなバディものが人気のルートとなっている。



人気ルート3.盗作無しのルート

三つめが、『そもそも盗作要素が無いルート』で、本作での主人公に対する主要ヘイト要素の一つである盗作を省いたストーリー。このルートの場合、「タイムパラドクス要素に重点を置きつつ凡人漫画家が天才漫画家の卵に振り回される」または「哲平の存在自体が省かれアシスタント達による夏の特別編のようなドタバタ劇が展開される」というややギャグに振った内容が人気となっている。

また派生様式の一つとして、ヒロインであるアイノイツキと本編でも仲が良かったアシスタントの一人である赤石元気との絡みの強化を希望する「赤藍派」が存在する


その他のルート。


ホワイトナイト以外にも描きたい漫画がたくさんあるアイノイツキが、盗作について知った上で佐々木哲平にホワイトナイトを世に出させ、その一方で自身は別の漫画を連載する」ルート、


佐々木哲平は盗作に気づいて断筆しようとするが、盗作しないと死亡する運命だと知らされ、いやいやながらも盗作を続行する」ルート、また、


フューチャーくんがラスボスであり、佐々木哲平によってアイノイツキの人生が滅茶苦茶になる様を陰から笑って見ている」ルートなどが考案されている。



関連タグ

パクラー タイムパラドクスゴーストライター

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