ニートでオタクなくノ一となぜか同棲はじめました
にーとでおたくなくのいちとなぜかどうせいはじめました
概要
2020年2月22日より、ピクシブ及び作者のTwitterアカウントにて不定期更新中。
ニコニコ漫画でも投稿されている。
ネーム協力として、オリジナル男女CPによるニヤニヤ展開に定評のある八木戸マト氏が参加している。
どこにでもいる普通のサラリーマンの主人公と、彼を護衛するくノ一の日常のひと時が描かれている短編漫画作品。
当初は主人公とヒロインのみであったが、回を重ねるに連れて他のくノ一も登場するようになった。
小龍氏の美麗で丁寧な画風に、八木戸マト氏の糖質120%超の展開が合わさり、読む者を砂糖地獄に叩き込む。
YouTubeの「漫画家合同チャンネル unico」にてボイス付きの動画として配信中。更新は毎週木曜日。一部の回では加筆修正されている。
2020年8月に同人版1巻が発売。同人版は全ページフルカラーという豪華仕様となっている。
unico版、同人版は「ニートくノ一となぜか同棲はじめました」と、タイトルが若干変更されている。
登場人物
※cvはunico版
安海政(あつみつかさ)
CV:中嶋有志
本作の主人公。
どこにでもいるしがないサラリーマンだが、実は武家の末裔で、それ故に妖魔に命を狙われている。
危ないところをしづりに助けられ、以後彼女を自宅に住まわせることになる。
それまでは一人暮らしであり、家事は軒並み得意で、自炊している。
ゲームも得意で、ヘヴィゲーマーのしづりを下している。
殆ど遊んでばかりのしづりに関してはそのことで文句や愚痴を垂れることは一切無く、むしろ自分のそばにいて自分を肯定してくれる彼女の存在をありがたく思っている。
また、結構気の利く一面もあり、しづりの欲しがっていたフィギュアを偶々見つけた際には買って帰ったり、新作のゲームは予め予約していることも多い(そのせいで余計に彼女にショックを与えたこともあるが)。
しづり
CV:有村蓮
推定年齢十代後半。
フルネームや忍びとしての階級は不明(おそらく中忍か上忍と思われる)。
妖魔に襲われていた政を初めて助けて以降、自分の身の回りの面倒を見ることを条件に彼を護衛している。
くノ一としての戦闘能力は高く、自分の何倍もある大きさの妖魔も無傷で仕留めるほどだが、家の中では絵にかいたようなニートでサブカル好きなオタクであり、基本一日をゲームをして過ごしている。
言動も忍びの時は基本はクール、普段の時は面倒くさがりとオンオフはしっかり切り替えられる。
unico版では声のトーンもガラリと変わっている。
政のことは「つーちゃん」と呼んでおり、彼のことは口では「ニート生活の要」と言っているものの、普通ならば怒られるであろうニート行為を繰り返してもすんなり受け入れてくれる寛容さには若干翻弄されている。
政のあまりの寛容さと素直さに、たびたび乙女心と二ート魂がせめぎ合いを起こし、ニートらしからぬ気遣いを発揮してしまう。unico版では「ラブコメ耐性:激低」と称されるほど。
また、政を守るという使命感は人一倍強く、彼に牙を剥くなら例え同じ里の者でも容赦し無い。
本人は飽くまでも主従関係と割り切っているつもりだが、彩夢が政に抱き着く姿を見て露骨に不満そうにする等、明らかに意識している。
彩夢の回想などから推測すると、里にいたときは真面目だったらしく、一族きっての天才くノ一で時期棟梁も狙えるほどだったとのことだが……?
どうしてこんなダメ人間になったのかは不明。
但し、悩む緋奈に対して夜通し特訓に付き合う等、面倒見の良い一面もある。
また、どう見ても不自然な彩夢の様子に気付かない等の抜けたところもある。
因みに戦闘時にはマフラーやノースリーブでハイレグの和服を纏い、平常時は眼鏡にジャージ姿でいるが、いずれにおいてもインナーとしてぴっちりスーツを着用している。(スーツの色はピンク)
このことに関しては、いつでも戦闘に入れるようにするためか、はたまた単に着替えるのが面倒くさいだけなのかは不明。
尚女性としての羞恥心はそれほどないらしく、上記の格好で人前に出ることにも特に抵抗は無い。
百地彩夢(ももちあやめ)
CV:音枝優日
しづりと同じ里出身のくノ一で中忍。スーツの色は紫。
里を抜け出した彼女を探していた。
くノ一として高い実力を誇るしづりを様付けする程にまで心底尊敬している。
...というか、行き過ぎた愛情を抱いており、その上ドMですらある。
一方で大の男嫌いでもある。
自分の知る凛々しいしづりがとんだダメ人間と化していた際には深く悲しみ、政にたぶらかされたと勘違いして斬りかかりかけ、直前でしづりが殺気をぶつけて止めた...のだが、その殺気にすら涙とヨダレを垂らして喜ぶド変態ぶりを見せたため、追い返された。
しかし、全然懲りる様子はなく、政が一人の時に彼に襲い掛かる。
しづりとの主従関係を解消させるべく痛めつけようとするが、誤って彼の持つ魔除けの札を切ってしまったせいで現れた妖魔に殴り飛ばされた(その時も快感を感じていた)。
しかし、「自分の邪魔をする者は許さない」と奮起し、持ち前の戦闘能力で妖魔を一蹴した。
直後、更なる妖魔の追撃を受けるがその攻撃を受けて恍惚とした表情を見せ、政を大いに混乱させた。
一見どう見ても女性だが、実は特殊な術で肉体を性転換させていた男性で、本名「イルム」(漢字はそのまま)。
性別を偽ってきたのは、女性のような顔立ちと不釣り合いな自分の体を忌み嫌っていたからであるらしい。実際男に戻ってからも女性口調の為、心は女性なのかもしれない。
この術は肉体に一定以上のダメージが蓄積されると大爆発を起こして解除されてしまうという、マゾヒストな彼との相性が最悪過ぎるものである。
当然このことはしづりには極秘事項なのだが、それを隠す為に政に抱き着いてしまい、あらぬ誤解を招いてしまいそうになる。
政にもう手出ししないことを条件に協力を頼み、仕方なく同意した政から「妖魔との戦いで助けてもらったが力を使い果たしてよろけた」と口裏を合わせてもらい、ついでに倒した妖魔の巨大な数珠の珠をとっさに胸パッド代わりにして何とか誤魔化した(サイズ的にバレバレと思われたが、しづりは気付かずにスルーした)。
和泉緋那(いずみひな)
CV:殊座
彩夢と同様にしづりと同じ里出身のくノ一でこっちは下忍。スーツの色は紺。
彼女自身はおとなしい少女なのだが、実は非常識レベルの不幸体質。
しかも自分だけでなく周囲にも伝染(例えば、ゲーム中に停電が起きてデータが飛ぶという誰かさんにとっての致命傷)するという非常に厄介な体質。
主兼護衛対象である一般人「とおる」に恋をするという里の禁忌を犯してしまい、他の忍びと交代するか里を抜けるかの選択を迫られ、後者を選んだうえで「下忍の自分でも里のサポートなしで妖魔と戦えるようになりたい」と、しづりに弟子入りを申し出た。
肝心の実力は体術はからっきし。忍術も初級は問題ないが中級以上は不幸体質により暴発するというダメダメではあるが、とおるとは仲が良く、ある意味しづり(&政)とは似た者同士。
ただ、(何度も術の暴発に巻き込まれた)しづり曰く「資質自体は充分中忍以上。後は自信だけ」とのことで、一念発起し中級クラスの妖魔を初級の忍術で倒すことに成功した(ただし、やはりしづりは巻き込まれた)。
妖魔達
毎度政を狙って襲い掛かってくる怪物達。
大きさは兼ね人間の数倍程だが、姿は狼だったり鬼だったりと千差万別。
言葉は話せない為、知能はあまり高くない様子。
一般人にとっては脅威そのものだが、手練れのくノ一達には一蹴されるのがお約束。
仮に手こずらせたとしても何だかんだで絶対に倒される。