概要
起伏の多い地形でも、歩兵に随伴できる輸送用として開発された。
砂利道や雪上、急勾配でも問題なく歩行し、横から蹴飛ばされようが氷で滑ろうが転倒しない高度な姿勢制御機能をもつ高性能ロボット。
小型版の「LittleDog」と高速型の「WildCat」も開発されている。
前後対称の逆関節という特異な造形をしており、人間が向かい合わせに肩を組んでいるかのような艶めかしい動きで、耳障りな駆動音を鳴らしながら歩き回る姿は非常にシュールで、公開当時は大いにネタにされた。
後にDARPAがbigdogの実用化計画LS3(Legged Squad Support System)に出資、実用軍用モデル「AlphaDog」が開発。
足関節が改善され動物に近い造形になり、立ち座りもできるようになった。
燃料補給なしで24時間以上動作・連続して30km移動可能、大きすぎたエンジン音もBigDogに比べて10倍くらい静かになったが、それでもまだ問題点として指摘されている。
2016年から後継機である「Spot」が開発、試作機である「SpotMini」を経て2019年に発売された(関連動画参照)。
関連タグ
メタルギア月光(MGS4)…BigDogをモデルにしたという設定。
セルリアン(けものフレンズ)…形を真似る性質を持った怪物で、BigDogらしき造形の個体が登場。
フリッキー(けものフレンズ)…BigDogとその系列機を複合したようなデザインのロボット。
関連動画
【量産型・後継機『SPOT』:大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)」にて期間限定実証実験実施】(実証実験実施期間:2020年9月18日から同年9月20日の3日間限定)
※詳細はHANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ) 公式ページ 『9 月18 日(金)より先端的技術の早期実装に向けた実証実験が始動、イベントも同時開催』(外部リンク)を参照の事。
外部リンク
Boston Dynamics 公式サイト『BIG DOG (2004) | Legacy Robots』(外部リンク)(英語)