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オッゴの編集履歴

2011-10-23 00:58:31 バージョン

オッゴ

おっご

MP-02A オッゴ(Oggo)は、OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-』に登場する、架空の兵器。ジオン公国軍のモビルポッドである。

機体説明

一年戦争末期、ジオン公国軍の戦局悪化に伴って技術本部が「決戦兵器」と称して緊急開発した駆逐モビルポッドである。

従来の生産ラインを活用する事が求められ、基幹ユニットにはザク向けに開発されたパーツを使用する設計となり、正規の手続きを踏まぬまま、なし崩し的に制式化され量産に入った。


このような経緯から開発の主導権は技術本部が握ることとなり、ザクマシンガンなどの既成の兵器や戦線の後退により不要となった地上用のザクⅡ(J型)のジェネレーターを流用して緊急開発し、宇宙世紀0079年11月にプロトタイプを完成させた。

連邦兵士はそのフォルムに接して「ジオンのゴミ箱」や「ドラム缶の化け物」とコメントしている。


国力の疲弊した国家特有の廉価兵器であって、連邦軍がモビルスーツの代用品として使用してきたボールを彷彿とさせるコンセプトの機体であることから、一部の兵士からは「先祖帰り」などと揶揄されたが、運動性能や装備運用の柔軟性など総合的な戦闘能力は、計算上ではボールを凌ぐといわれる


宇宙戦用に設計されたが、冷却システムを持たない地上用のジェネレーターを流用したため、静止モードでもロケットエンジンをアイドリングさせ、冷却システムと作業用アームを稼動させるという発想で全体が設計された。

メインカメラはモノアイ式だがザクなどのようなモノアイレールやシールドが無く、旋回式の頭部に直接装架されている。

胴体左右のシリンダー内部には、大推力用の重推進剤と巡航用兼アイドリング用の水素という2種類の推進剤タンクで占められている。

作業用アームは機体下部前側に折畳まれて収納されており、展開して武装を掴んだり、格闘戦を行ったり、物資運搬等が可能となっている。


武装は固定式に改造したザクマシンガン、ザクバズーカなどを機体上部右側のアタッチメントに装備する。

機体各部のアタッチメントやハードポイントにはロケット弾やシュツルム・ファウストなどモビルスーツの携行武器を装備することも出来るが、ビーム兵器は装備不可能。

また、アタッチメント及びハードポイントは回転させることが可能で、本体の姿勢や運動を変更することなく装備した兵器を真後ろに指向して背後の敵に攻撃を加える事も可能である。


カラーリングは明るいカーキ。各機の胴体左のシリンダー前部に描かれている3桁の数字は、前2桁は所属小隊番号、最後の1桁が小隊内での機体番号となる。

例として「021」ならば、第2小隊1番機を表す。


なお大戦末期に少数投入された本機であるが、他にザク・マリンタイプの試験時に随伴するほぼ同型の水中用モビルポッド(カラーリングはイエロー)が確認されている。


軽駆逐戦車のヘッツァーがモデルである。


劇中での活躍

一年戦争最末期のア・バオア・クー攻防戦直前にカスペン戦闘大隊の指揮下に組み込まれた第603技術試験隊ヨーツンヘイムに35機前後が配備され、試験と称する前線配備がなされている。

ただし、大隊とは名ばかりで経験を持ち即戦力となるのは大隊長であるヘルベルト・フォン・カスペン大佐のみであり、配属されたパイロットは急遽召集された16~18歳の学徒兵であった

志願兵であり士気は高いものの操縦方法が単純なモビルポッドを前提として訓練時間は150時間という促成兵であった。

宇宙世紀0079年12月30日と31日に二度の実戦投入が行われ、それなりの戦果は上げたが、多数が撃破されている。

既にこの時点で公国軍には劣勢を覆せる力は無く、ヨーツンヘイムに帰還出来たのは僅か9機ほどの状態で、敗戦を迎えている。


関連項目

ヨルムンガンド ヒルドルブ ヅダ ゼーゴック ビグ・ラング ゲム・カモフ ボール

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