CV:不明
登場話:第32話「ケンプ、血とバラの謎」
概要
美獣ケンプを強化させるために、ドクター・ケンプの血液から造られた吸血頭脳獣。ケンプと同型の血液を大量に必要とするが、100万人に1人のβZO(べーたずぃーおー)マイナス型という特殊な血液型であるため、子供達から血液を採取し、体内でβZOマイナス型に生成しようとする。
右肩から吸盤の付いた注射針を飛ばし、刺した相手から血を吸う。
Aパートでは黒いマントを纏って行動しているが、Bパートでは脱いでおり、その下の半身は血管が剥き出しのような皮膚になっている。
月形剣史の過去
冒頭で天宮勇介は、幼稚園の保母のマイという女性と再会する。かつて彼女は、入院中の母親を元気づけるために薔薇の花を差し入れていたが、すぐ散ってしまうので、無理を承知で「病気の母のために散らない薔薇が欲しい」と新聞に投書したところ、バイオ技術によっていつまでも枯れずに咲き続けるよう改良された『ケンジローズ』という花を剣史が贈ってくれた。それ以来マイは剣史に尊敬と憧れの念を抱き続けている。
そして4年前、剣史が勇介との実験中に薬品事故で大怪我を負い、輸血が必要になった時、特殊な血液型の適合者を募るニュースを見たマイは、恩を返すために血を提供し、剣史は一命を取り留める。だがその命の恩人がマイだという事は知らされなかった。
一方のマイも科学アカデミア島が爆発した事は聞いていたが、剣史の安否は知らず、ましてやその剣史がアカデミア島の惨事を引き起こした張本人であり、今や悪魔に魂を売ったドクター・ケンプになっているなどとは知る由もなかった。
活躍
幼稚園を襲って、子供達から血を吸っているところで、駆け付けたライブマンと交戦。子供達をかばったマイからも血を吸うが、なぜかマイにひざまづいて攻撃をやめてしまう。実は誕生時にケンプから「お前を作った我が血にひれ伏せ」と命ぜられていたため、ケンプと同じ血液型のマイも主かのように認識したからであった。
ケンプにビームを浴びせられて正気を取り戻し、一時撤退する。
その後、ケンプと共にマイの血を全て吸い取ろうとするが、レッドファルコンに阻まれ、ファルコンブレイクとバイモーションバスターを食らって敗北。ガードノイド・ガッシュのギガファントムによって巨大化するも、強化されたライブロボのストロングクラッシュダウンで爆散した。
余談
ケンプ主役回。マイが自分の命の恩人と知らされ、なおかつ自分が薔薇を贈った少女だったと知って動揺しながらも、「天才を生かすために無能な人間が犠牲になるのは当然だ」「あの頃は真の天才に目覚めていなかったからな。馬鹿な事をしたと思ってるよ」等と虚勢を張り、激怒した勇介と生身のまま殴り合うシーンは必見。アシュラに嘲笑されるケンプを見て、マゼンダが「下らぬ感情などさっさと捨てて、早く美獣を強化する事ね」と珍しく心配げな表情で忠告する場面もある。