概要
公共施設の案内表示、金融機関のATM、酒類の缶など様々な場所で使われている。
通常用いられるブライユ式点字は、横2×縦3の6つの点の盛り上がりパターンで文字や数字を表現する。左側縦列の点を1~3の点、右側縦列の点を4~6の点と番号を振り、説明される。
日本語の点字では、1・2・4の点で表す母音に、3・5・6の点を組み合わせ、これを基本として五十音を作る。濁音や拗音は、清音の前に対応する音符を置く。数字・アルファベットは五十音と重複するため、それぞれ数符・外字符を置いて区別する。単語や文は実際の発音に近い表記を、分かち書きで書く(例.「東京→トーキョー」、「僕は走る→ボクワ ハシル」)。
英語の点字では、1・2・4・5の点で表すA~Jの10文字を基本とし、3・6の点を組み合わせてアルファベット26文字を作る。
ポケットモンスター
ゲーム『ポケットモンスター』シリーズには、作中における古代文字という設定で点字が登場する。『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ファイアレッド・リーフグリーン』には点字表が付属しており、点字の成り立ちや、点字を盛り込んだことについての開発部からのメッセージが書かれている。