和名:ダイオウイモグソク
分類:イモグソク科
概要
切り株のうろなどに生息する巨大な多足類であり、鎧や具足の由来となった硬い水晶の殻を全身に覆っている。
「再会の花園」に登場するボスの一種であり(もう一体はヌマアラシ)、プレイヤーが最初に戦うボスである。巨大なムカデの姿をしており、地面や壁を這いずり回り、突進によりピクミンをまとめて捕食してくる。全身を水晶の鎧状の殻で覆っておりダメージを与えるには水晶を岩ピクミンで破壊して柔らかい本体を攻撃する必要がある。また、口元にある顎も水晶であり、これを破壊することでピクミンがまとめて食べられにくくなる。ただし、鎧を破壊するほどに動きが素早くなっていき、体力が減ってくると画面に映らないほどに上方まで逃げることもある。
行動パターンはシンプルだが、ストーリー上で対決する時点ではピクミン隊列を横に緊急回避させる「ヨケ笛」がまだ入手できず、ピクミンを花ピクミンに成長させる機会も限られている。そのためプレイヤーは必然的に「足の遅い隊列で敵の突進をかわす」という状況をしいられることになる。
食欲が旺盛で目につくものを何でも食べてしまう性質ゆえに本編では「イカツタツボックリ(ドラゴンフルーツ)」と「いにしえのパケシス(旧式の携帯電話)」を飲み込んでいた。「いにしえのパケシス」を回収することでストーリーが進行する。
「3DX」で実装された生物図鑑にて和名や分類、生態などが改めて書かれており、成長の際には自ら硬い岩にぶつかって殻を割って脱皮するらしい。
ルーイメモには「生きたまま殻と足をむしってかぶりつく。目玉の裏側はコラーゲンたっぷり。」というえげつない食事方法が書かれている。
(ちなみにピクミン3より先に発売された『ニンテンドーランド』のピクミンをテーマにしたアトラクション「ピクミンアドベンチャー」にて、この生物を思わす姿のオリジナル原生生物「ダイオウハサミムカデ(ハサミムカデ科)」が登場したが、名称も分類も全く関係ないことが後になって判明したのだった。)