概要
WiiUのローンチタイトルの一つ。
「任天堂のゲームをモチーフとしたテーマパークが欲しい」という、全世界の任天堂ファンの夢を実現させた(?)ソフトである。
立ち位置的にはWiiに於ける『はじめてのWii』と似ており、WiiUの機能紹介やコントローラーの使い方のチュートリアルの役を担っているソフトでもある。
複数のゲームが収録されたオムニバス形式のソフトであるが、ゲームに慣れたプレイヤーでも手応えを感じるような設計がなされている。
お値段は4,700円+税、どこかの夢と魔法の王国の入場料より安い。
アトラクション
本作は合計12本のゲームが「アトラクション」という形で収録されている。
アトラクションはプレイスタイルによって、チームアトラクション・対戦アトラクション・ミニアトラクションの3種に分類される。
対戦アトラクションはマルチプレイ専用、ミニアトラクションは一人プレイ専用。
尚、本作ではプレイヤーキャラとしてMiiを使用するが、各アトラクションに入るとMiiはそのアトラクションに応じた服装にコスチュームチェンジする。
開発者曰く、「この(コスチュームが変わる)仕様は"テーマパーク"というコンセプトだからこそ、プレイヤーを納得させられる」とのこと。
各アトラクションの解説
チームアトラクション
チーム戦形式でミッションを遂行したり対戦するタイプのアトラクション。
- ゼルダの伝説 バトルクエスト
モチーフ:『ゼルダの伝説』シリーズ
Wiiリモコン担当のプレイヤーが剣士、WiiUゲームパッド担当のプレイヤーが弓担当となって各ミッションを遂行していく。
- ピクミンアドベンチャー
モチーフ:『ピクミン』シリーズ
ゲームパッド担当がキャプテン・オリマー、Wiiリモコン担当がピクミンとなり、協力してドルフィン号(ゴール)を目指す。
- メトロイドブラスト
モチーフ:『メトロイド』シリーズ
Wiiリモコン担当がサムス、ゲームパッド担当がスターシップのパイロットとなり、協力プレイまたは対戦を行う。
対戦モードはバトルロイヤル形式と、サムスチームVSスターシップのモードがある。
対戦アトラクション
対戦形式のアトラクション。
ゲームパッド担当vsWiiリモコン担当という形での対戦が主。
- マリオチェイス
モチーフ:『スーパーマリオ』シリーズ
いわゆる鬼ごっこ。
ゲームパッド担当が操作するマリオを、Wiiリモコン担当が操作するキノピオ4人で追う。Wiiリモコン側の人数が4人に満たない場合は、コンピュータキャラクターとしてヨッシーも登場する。
制限時間内に逃げ切ればマリオ(ゲームパッド)の、時間内にマリオを捕まえればキノピオ(Wiiリモコン)チームの勝利。
- ルイージのゴーストマンション
モチーフ:『ルイージマンション』
本作に於ける友情破壊の原因その2。
ゲームパッド担当が操作するオバケvsWiiリモコン担当4人が操作するルイージでプレイ。
お化け側はルイージチームを全滅させれば勝利となる。
一方のルイージチーム側は、お化けを倒せば勝利。
お化けは通常は、ゲームパッドの画面にしか表示されない(ダッシュするとTV画面にも出現する)。
- どうぶつの森キャンディー祭り
モチーフ:『どうぶつの森』シリーズ
本作に於ける友情破壊の原因その3。
ゲームパッド担当がナムコの往年の名作『リブルラブル』の如く、左右のスティックで2人のもんばんさんを操作し、キャンディーを回収する(Wiiリモコン担当が操作する)動物を捕まえるのが目的。
動物はキャンディーの所持数が多いほど動きが鈍くなるので、「不味い」と感じたら一旦キャンディーを手放すのも作戦の内である。
ミニアトラクション
一人プレイ専用のアトラクション。レトロゲームがモチーフになっている場合が多い。
- ヨッシーのフルーツカート
モチーフ:『ヨッシーアイランド』
TV画面に表示されるフルーツを回収しながらゴールに辿り着けるように、ゲームパッドの画面に軌道を描いてヨッシー形のカートを走らせる。
尚、フルーツや障害物はゲームパッドの画面には表示されない。
- オクトパスダンス
インストラクターの指示に合わせてゲームパッドを振ったりスティック操作をするなどしてMii(プレイヤー)を踊らせる。要するにセガの『スペースチャンネル5』の系譜に当たる音ゲー。
- ドンキーコングのクラッシュコース
モチーフ:『ドンキーコング』
ゲームパッドを傾けることによりトロッコを転がし、ゴールまで誘導する。
トロッコは強い衝撃を受けると壊れてしまう(=ミス)ので注意。
コース内にはスティック操作を行う必要のある仕掛けも存在している。
- 鷹丸の手裏剣道場
モチーフ:『謎の村雨城』
攫われた姫に扮したモニータ(本作に於けるナビゲーター役のキャラクター)を助けるため、手裏剣を使って敵を倒しながら進んでいく。
ゲームパッドを画面に向け、画面をフリックすることで手裏剣を飛ばす。
- C・ファルコンのツイスターレース
モチーフ:『F-ZERO』シリーズ
ゼンマイじかけのF-ZEROマシンを操作してタイムアタックに挑む。
マシンはアクセル操作をしなくても自動で走っており、ゲームパッドを左右に傾けることでステアリング操作を行う。
- バルーントリップ ブリーズ
モチーフ:『バルーンファイト』
往年の名作・バルーンファイトの「バルーントリップ」モードを元にしたミニアトラクション。
ゲームパッドの画面をフリックすることによって画面内に風を起こし、障害物などを避けながらゴールを目指す。
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スーパーニンテンドーワールド…2021年にUSJ内に誕生した現実世界の任天堂のテーマパーク。