表記揺れ⇒アステリア・グリーングラスは誤字
原語はAstoriaでありアステリアという読みでも大きな間違いではないが、呪いの子の脚本日本語版ではアストリアと訳されているのでこちらは統一した。
ちなみにアステリアとWiki系などでも表記されていたりするので注意。(ほとんどはアストリアだが)
まとめ
アストリア ○
アステリア ×
概要
Astoria Greengrass(1982年生~2019年没)
純血の魔女。かつてのホグワーツ魔法魔術学校のスリザリン寮に所属。
パンジー・パーキンソンの友人であったダフネ・グリーングラスの妹。
ホグワーツ卒業後はドラコ・マルフォイと結婚し、アストリア・マルフォイになる。
ちなみに年齢はドラコより2歳年下である。
子どもにスコーピウス・ヒュペリオン・マルフォイがいる。
初登場は7巻の「死の秘宝」の終章。十九年後である2017年9月1日に、キングズ・クロス駅の9と¾番線で夫のドラコと共に息子スコーピウスがホグワーツ魔法魔術学校へ出発するのを見送った場面である。
更新されたポッターモアの「ドラコ・マルフォイ」の項目では、彼女のことも言及されている。
「呪いの子」でのドラコの彼女語り
故に、アストリアはかつてのドラコと同じように純血主義者であり、プライドの高い女性であった。
しかし、2度目の魔法使いたちの戦い後は、そのようなことに寛容な姿勢へと変わった。
当初、いまだ純血主義であったドラコの両親、ルシウスとナルシッサは「聖28一族」の嫁を望んでいた。そのため、彼女との結婚がスムーズに言ったことは容易に想像できる。
だが、かつてのホグワーツでの戦いを生き延びて考えを変えた彼女は、純血主義のもとでスコーピウスを育てることを拒否した。そのため、ドラコとアストリアの結婚をルシウスやナルシッサは残念がる結果となり、家族の集まりではしばしば緊張関係にあったという。
最終章に突然登場した彼女と結婚したドラコ。
かつてのシリーズを読み、かつてのドラコを知っている読者は、少しこのような考えをしたのではないだろうか。「ドラコは結婚して子供がいるけど、その結婚に愛はあったんだろうか?」
(そのような関係になると憶測できたのは、よく彼と共に登場したパンジー・パーキンソンぐらいである。)
それは続刊として発刊された「呪いの子」で明らかとなった。
今作においてドラコは非常に素直に、彼女への思いを口にしている。
彼と彼女は恋愛結婚であった。二人の夫婦仲は大変よかったのだが、ドラコの両親のことも含め、大変困ったことがあった。
アストリアの先祖の1人にかけられていた呪いが、何世代も後になって表面化、「血の呪い」として彼女に現れたことである。しかもそれが重いために、体が虚弱となったのだ。
子どもが産めないかもしれない、子孫を残せないかもしれないことに、ドラコの両親はつらくあたっていた。ドラコはそんな彼女をかばい、体を危険にさらしたくなかったこともあり、マルフォイ家の血筋が絶えても構わないと彼は自分の父に言った。
そのことも受けたためなのか、彼女も自分と夫ドラコのために彼との間の子どもを残したくて、無理を承知の上でスコーピウスを産んだのである。
故に、スコーピウスが生まれた日はこの夫婦にとっては「人生最良の日」となった。
その後、体調が思わしくなく、彼女は自分の死期が近いことを知った時には彼のために、早く別の人を見つけて欲しいと言い残すが、ドラコにはそのつもりはない、とのこと。
勿論、両親からの再婚の打診も断っている。
彼女は息子がホグワーツ3年生になった時(2019年)の夏に他界。
登場回数は少ないが、ドラコはアストリアを愛し、アストリアもドラコの事を愛していた。
そのことが明らかになったと思われるエピソードである。