概要
江戸末期の画家・尾田郷澄が描いた『百鬼夜行絵巻』に掲載されている妖怪。
その姿は蛇のようで人面、長い舌を垂らしたへしゃげた顔つきとまさに不格好。
とても気持ち悪い格好をしているが名前と姿以外は一切不明。
上記の絵巻より50年ほど前に描かれた『百物語化絵絵巻』にも同じ姿の妖怪が登場しているが、やはり姿の面白さで描かれているだけのようで、何をする妖怪なのかは不明だという。
近年の書籍や展示でぶっ法そう(ぶっぽうそう)と呼ばれることもあるが、これは翻案のミスによるもの。
関連タグ
ブカッコウ:『妖怪ウォッチ』に登場した創作妖怪でこの妖怪とは無関係。カッコウと不恰好をかけて鳥の妖怪(トホホギスの色違い)になっているが、こっちのぶかっこうともカッコウ鳥とも似ていない。