カッコウ
かっこう
- カッコウ目カッコウ科の夏鳥。本項で解説。
- 『トワツガイ』のキャラクター。→カッコウ(トワツガイ)
オスの「カッコー、カッコー」という特徴的な鳴き声からカッコウと名付けられた。
ちなみにメスは「キキキキキ…」と甲高い声で鳴くが、これは鷹の声を真似して小鳥を警戒させ、後述の托卵のチャンスを作る働きがある事が判明した。
また、「閑古鳥」という別名もある。店などに誰も来ない様子を「閑古鳥が鳴く」と表現するが、昔の人がこの鳥の鳴き声に寂しさを感じていた事に由来するようだ。
その例としてカッコウ時計という西洋の時計は、縁起を担いで日本で鳩時計と呼ばれている。
日本で見られるカッコウ類の外見は非常に似ており、鳴き声を聞かずに見分けるのは難しい。
ひょっとしたらこの漫画のように、「鳴かぬなら鳴くまで待とう」と期待して待っていた徳川家康公を見事に裏切ったことだってあったかもしれない。
カッコウ科の鳥に多く見られる行動として托卵というものがある。以下がその流れ。
カッコウの母鳥は育ての親(仮親と呼ばれる)の巣に卵を産みつける。この際、元々あった卵を一つ持って行って数を合わせる。持って行った卵は大抵食べるか、捨ててしまう。これを僅か10秒程度で行いきる。
カッコウの雛は仮親の雛よりも早く孵化し、力も強いので、仮親の卵や雛を巣から追い出して殺してしまう。
こうして1頭だけになったヒナは仮親の運ぶ餌を独り占めして、すくすく育つ。
そして仮親よりも大きく育つ。
見事に子供が巣立ちました。めでたしめでたし。
賢い生存戦略と見るか、いともたやすく行われるえげつない行為と考えるかは人それぞれだろう。
だがカッコウは体温が低く卵を温めることができない鳥であり、仮親を適当に選んでいるわけでもない。むろん首尾よく托卵できたとしても選んだ仮親に見破られることも数知れない。
カッコウと仮親の間では、騙しのテクニックと見破り術の磨き合い(赤の女王仮説)が今日も繰り広げられているのである。
また、カッコウの仲間でもマダラカンムリカッコウのような托卵先のひなを蹴落とさず共に育つ種や、オオミチバシリやオオハシカッコウのように托卵をしない種もいる。
ちなみに別の鳥に育てられると鳥類で多い刷り込みが起こらないか心配にもなるが、実はカッコウも子育てしているからである。
カッコウの両親は托卵後も仮親の巣の周りで待機し、仮親が餌を探す時などで巣から離れると母鳥が自分の雛鳥に餌を与えたり、鳴き声を聞かせて雛鳥がカッコウであるのを認識させているのである。
この時は育ての親と鉢合わせする事が無いように、父鳥が見張りを行っている。
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