概要
テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場するネオ・ジオン軍のニュータイプ将校(強化人間という説もある)で階級は少尉。
『ΖΖ』では強化人間手術を施されたマシュマー・セロの副官として登場するが、その正体は強化人間手術により精神が不安定になったマシュマーを監視するために送り込まれた、ハマーン・カーン直属の近衛隊長。
自身もモビルスーツパイロットとして極めて高い能力を持ち、ジュドー・アーシタのΖΖガンダムと互角に渡り合うほどだが、ジュドーの戦術教範に囚われない奇抜な戦術には舌を巻く事もあった。
なお、ジュドーとの戦闘中に共鳴現象の様なものを起こすが、それが何であったのかは語られていない。
また、命令に従わない隠れジオン派隊長のサトウを戦闘中に謀殺する事で弔い合戦を演出し、隠れジオン派残党を取り込んだりもする等、手段を選ばない冷徹さと狡猾さを持ち合わせる。
ただし、サトウを謀殺したことでアーガマ撃沈の機を逸しているが、これはその後の隠れジオン派の増長を防ぐ為であると考えられる。
グレミー・トトの反乱でマシュマーが戦死した後は行方不明(コミックボンボン版では生存、ゲーム『スーパーロボット大戦F』や『SDガンダム GGENERATION』では、死亡する扱いで描かれている)。
漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』ではアムブロシア基地の案内役として登場。
以後ハマーンに従い、アクシズ内で勃発した真ジオン公国軍のクーデター事件にて、12歳ながらパイロットとして活躍する等、ニュータイプの素質をうかがわせた。
漫画『アンダー・ザ・ガンダム ダブルフェイク』ではシャア率いる新生ネオ・ジオンに合流してレウルーラ級の艦長に就いている。ここではテロリスト集団「カラード」を隠れ蓑にして暗躍する一方でカラードの面々に対しても分け隔てなく接し、その後穏健派と過激派に分裂したカラードの過激派を自軍の配下に吸収している。
漫画『機動戦士ムーンガンダム』ではネオ・ジオン過激派(ザビ派)であるリュース・クランゲルの部下として再登場しており、指揮官型ザクⅣのパイロットを務める。なお、階級は大尉になっている。
容姿
褐色の肌に濃いメイク、極端に短いミニスカートに白のロングブーツといった派手な容姿が特徴。
搭乗機体
MS-14J リゲルグ(ZZ)
AMX-116S 指揮官用ザクIV(ムーン)