概要
1983年から2000年にかけて製造・販売が行われていたスポーツカー、と書くと違和感があるかも知れないが、これは独立した車種としてのもの。
元々は1972年にスプリンターのグレードの一つとして設定されたものであった。
スプリンターのグレードとして発足してからモデル廃止まで、終始クーペスタイルの車として設定されていたが、実はボディスタイルは変遷があったりする。
設定当初は2ドアノッチバッククーペ、3代目スプリンターでは2ドアファストバッククーペ、4代目スプリンターおよび「初代」では3ドアファストバッククーペ、「2代目」から最終モデルまでは再び2ドアノッチバッククーペとなっていた(ただし「初代」にもノッチバッククーペの設定はあった)。
トレノがスプリンターのグレードから派生車種に昇格した理由としては、スポーツモデルのFF化にトヨタが不安を抱いた結果、あえてFF化に踏み切ったレギュラーモデルと一線を画するためだった。その後、セリカをFF化に踏み切ったことなどもあり、結局「2代目」以降はFR(フロントエンジン・リアドライブ)をやめFFに転換している。
「初代」と「2代目」にはリトラクタブルライトを採用しており、カローラレビンとの差別化を図っている。
最終モデル後期型には6速マニュアルシフトを採用している。
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AE92(「2代目」)
レビン(姉妹車)
武田真治(最終モデルの宣伝マンを務めた)