ナス科ホオズキ属の多年草で、草丈は60~80cm位になる。
観賞用としては鉢植えやドライフラワーなどに用いられ、愛好家も多い。
淡い黄色の花を6-7月頃に咲かせる。この開花時期に合わせて、日本各地で「ほおずき市」が開催されている。中でも、毎年7月9日および10日に東京都台東区浅草の浅草寺で催されるほおずき市は、江戸時代から続く名物行事である。
花の咲いた後、六角状の萼(がく)の部分が発達して果実を包み袋状になり、熟すとオレンジ色になる。人形にしたり口で音を鳴らすなどして子供の遊びにも使われ、食用や薬用としても知られるが、腹痛や堕胎作用があるため多用するのは危険である。
日本の仏教習俗であるお盆では、萼に包まれたほおずきの果実を「死者の霊を導く提灯」に見立て、枝付きで精霊棚(盆棚)に飾る。
種蒔きや株分けで増やすことが可能だが、他のナス科植物との連作障害がある。
花言葉は「偽り」。