フレーバーテキスト
- SSR
永遠に白き大地で、幼き姫はその命ある限り安寧の祈りを捧げ続ける。
気丈なる姫の頬に涙はないが、その最奥は咲き乱れる花々への消せない憧憬に満ちていた。
- イベントSR
氷晶の一族の使命を背負った姫は、白き氷の宮に帰還を果たす。
小さな希望は大きな運命に翻弄されるも、
その透き通った心は誰にも砕けず、さらなる希望に向けてより輝き出すのだった。
「りんりんりん、リリィです!」
概要
ひとりで旅をしながら『春』をくれる人をさがしている少女。
クリスタリアという種族の共通特性として体に備わる「氷の心臓」という器官が体にあり、
半恒常的に冷気を周囲に滲み出させ、その身に近づくものを凍えさせてしまう体質を持つ。
ゲームのガチャでSSR武器『氷晶杖』を手に入れると仲間になる。
イベント「氷晶宮でミックスパイを」で信頼度をマックスにするとイベント版が加入。
2020年開催の「グラブルフェス2020」1日目にて、リリィのクリスマス仕様が発表された。ガチャ収録なのか、スキンなのかは不明。続報、ガチャ更新を待ちたい。
元は空の世界のとある島に存在する、氷の亜人クリスタリア族の民が生きる『氷晶宮』という氷の宮殿で暮らしていた、クリスタリア族の中でも特別な種である『姫』たちのうちの一人だった。
しかしその島で大昔から起きていた人間(ヒューマン・エルーン・ドラフ・ハーヴィン含む)族と、炎の亜人スヴァル族との三つ巴の不和により外界との交流をほぼ断絶していたクリスタリア族は徐々に衰退を始めており、氷晶宮の祭神である氷の精霊・スネグラーチカがリリィをはじめとする『姫』たちに春探しの使命を与えて送り出したのは、そんな一族の事態の打開策の一環としてでもあった。
とある森の中で主人公らグランサイファー一行と出会い、上述の氷の心臓がもたらす、冷気を周囲に充満させてしまう異能が主人公に近づくにつれて和らいでいくのを感じ取り、彼(または彼女)を、上述の『春』なる存在として、一緒についていく事を決め、騎空団入りする。
また、その頃からクリスタリアである自分にも優しく親身になってくれているルリアのことは『おねえさま』として強い信頼を寄せ、艇でも仲良く過ごしている。
なお、氷晶宮で暮らしている頃から、エリンという幼馴染の親友がいる。
基本天然のおっとりぽややん系性格であまり頭のよくないリリィとは対照的に、外界知らずではあるが大人びてクールかつ理知的な性格で、幼少期からよくリリィのフォローに回っていた様子。
彼女もまた、リリィの影響で少しずつ外界に興味を持ち始めている模様。
2016年11月に上述の「氷晶宮でミックスパイを」にあわせて更新されたガチャで、そのエリンもプレイアブルキャラとして騎空団入りできるようになった。
元は神撃のバハムートのクリスタリア・リリィというキャラである。
容姿
SSR版
薄紫色の長く真っ直ぐに伸びた髪に青い瞳。小柄で華奢な体に身の丈ほどもある杖を持っている。
透明感のある服はやや透けており、そこから見え隠れする太股で何かに試されている気がする。
イベントSR版
容姿そのものはSSR版と同じだが、外の世界を旅して回る中で、ヴァンパイア族と同じくらい人間に怖がられるクリスタリア族であることを隠すため、旅装束として大きなフードつきの白いローブを身にまとっている。
性格
健気でいじらしいが、同時に無自覚に心と物理的距離を一瞬で縮めてくる末恐ろしい性質を持つ。
その様はビィ氏からも高く評価されている。年上キラー。
「~なの」という語尾を使いこなし、ふわふわと囁くような声で語りかける。やはり恐ろしい。
舌足らずなところがあり、たどたどしくも一生懸命に話す様は可愛らしい。実に恐ろしい。
性能
SSR版
- 最終上限解放前
奥義 | フローズンヴィジョン | 水属性ダメージ(特大)/味方全体の水属性攻撃UP |
---|---|---|
1アビ | 氷晶結界 | 味方全体の火属性ダメージカット(70%) |
2アビ | フローズンゲイル | 敵全体に水属性ダメージ/氷結効果(+でダメージ2.5~3倍に性能強化) |
3アビ | ホワイトヒール | 味方全体のHPを回復(上限1500)/弱体効果を1つ回復 |
サポート1 | シャインクリスタル | 防御UP(10%) |
サポート2 | 氷晶宮の特使 | バトルメンバーの種族数に応じて自分の攻撃力UP(別枠乗算)(1種…10% 2種…20% 3種…30%) |
LBアビリティ | 味方全体の火属性ダメージを軽減 |
プレイヤーから火属性絶対殺すウーマンと言われるほど火属性に対して非常に強い。
1アビの《氷晶結界》が非常に強く、2ターンの間、火ダメージを70%もカットすることができる。
さらにこれはファランクス系アビリティと重複が可能であり、100%カット(ダメージ0)も現実的に狙える。
全体攻撃、ならびに3アビのホワイトヒールという全体回復+状態異常回復も持ち合わせているので、彼女がいるだけで水属性パーティが一気に安定するようになる。
出演より2015年12月16日までは種族がヒューマンであったが、以降種族不明に変更された。
また2016年11月24日のアップデートでイベントが終わり無意味になっていた2つ目のサポートアビリティが変更された。
- 最終上限解放後
奥義 | フローズン・ブルーム | 水属性ダメージ(特大)/味方全体の水属性攻撃UP◆氷結状態の敵に対して奥義性能UP |
---|---|---|
1アビ | 氷晶結界++ | 味方全体の火属性ダメージカット(70%)/味方全体に玉水の刻印を付与/自身に春風効果(3回/消去不可) |
2アビ | フローズンゲイル++ | 敵全体に水属性2.5~3倍ダメージ/氷結効果/攻防DOWN(累積)効果、バトルメンバーの種族数に応じて性能がアップ |
3アビ | ホワイトヒール | 味方全体のHPを回復(上限1500)/弱体効果を1つ回復 |
サポート1 | シャインクリスタル+ | 味方全体の防御UP/水属性キャラがそれぞれの玉水の刻印の数に応じて火属性ダメージを軽減(4%/最大20%)◆火属性ダメージ軽減効果は自分がサブメンバーにいる場合でも発動 |
サポート2 | 氷晶宮の特使 | バトルメンバーの種族数に応じて自分の攻撃力UP(別枠乗算)(1種…10% 2種…20% 3種…30%) |
LBアビリティ | 味方全体の火属性ダメージを軽減 |
※春風効果…敵が特殊技を使用した時、ホワイトヒールを発動
2019年4月11日からはイベント復刻と同時に最終上限解放が実施。彼女が平成最後の解放キャラクターとなった。
最終上限後には代名詞ともいえる氷晶結界に春風効果という敵の特殊技に反応してホワイトヒールが3回
まで発動するバフが追加され、2アビに攻防累積ダウンのデバフが付くようになり、火力と耐久性を兼ねたキャラとなった。
最終上限解放後、7月の決戦!星の古戦場では水属性有利な事もあって早速のスタメン入りをしている騎空士もいるとか。その相手は、火属性となった炙りカツオである。
高難易度ボスのルシファーとも相性が良く、ダメージを火属性に変換できるエウロペと、バフを1ターン延長できる効果を持つカトルと、主人公のファランクスや召喚の組合せで100%ダメージカットを持続できる為、安定した攻略が可能となる。
刻印の付与も水着コルルや竜吉公主との相性は抜群ともいえるので、水属性でも高い性能を持つというべきだろう。
SR版
奥義 | フローズン・クリスタル | 水属性ダメージ(大) |
---|---|---|
1アビ | 氷晶結界 | 味方全体の火属性ダメージカット(40%)(+で50%に性能強化) |
2アビ | フローズンゲイル | 敵全体に水属性ダメージ(小)(+でダメージ(中)に性能強化) |
3アビ | ホワイトヒール | 味方全体のHPを回復(上限500)/弱体効果を1つ回復 |
サポート | シャインクリスタル | 防御UP(5%) |
LBアビリティ | 味方全体の火属性ダメージを軽減 |
SSR版とアビリティ内容はそのままにSR相応にデチューンされた形になっている。
回復性能が大きく落ちた反面、1アビの取り回しが良くなっており対火属性への強さは変わっていない。
フェイトエピソード(ネタバレ注意)
なお、イベントSR版のリリィのレベルアップにより見られる
第3アビリティ「ホワイトヒール」取得のフェイトエピソードでは、
騎空団の依頼で訪れた、井戸が干上がり干ばつに苦しむ村を救うため、上述の氷の心臓の冷気放出特性を自分の意思によって制御し、炎天下の砂漠で強烈に放出する事で低気圧を発生させて大きな雨雲を作り出し、雨を降らせる事に成功している。
クリスタリアの、他種族との共存において最大の妨げとなっていた冷気の特性を制御し、その力で人を癒し救う彼女の存在は、いつか種族全体にもたらす『春』――クリスタリアの衰退脱却と他種族とともに歩む暖かい未来の端緒となるのかもしれない。