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モロの君の編集履歴2020/12/20 13:01:08 版
編集者:Trisia
編集内容:「モロ」の記事と統合

概要

CV:美輪明宏

シシ神の森を守護している犬神。人語を解し、高度な知能と強靭な生命力を持つ。

白の毛色に二尾の大きな山犬で5メートルは優に超える。宮崎駿によれば、昔の生き物そのものが今より大きかったとのことで、犬の仲間にもかなり巨大な存在達がいた(古代の熊など、犬にもどこか似ているがより巨大な生物達も他にいた)。家畜化された犬にも相当なサイズの個体達がいる(参照)。

自身に捧げる生贄として人間に捨てられたサンを殺すことなく、二匹の実子と共に娘として側に置く。

シシ神の森を侵すエボシ御前を激しく憎んでおり、彼女の命を狙う。

乙事主とは、シシ神の扱いそして人間への対抗への方針を巡って猪族とは意見が対立しており、力を失いつつあることへの恐れからただ闇雲に人間に突撃していこうとする彼らの一族のことを浅はかだと断じている。

タタリ神と化した乙事主に取り込まれたサンを救う為、物語終盤で命を落とした。

性格

その恐ろしげな姿から凶暴な印象を人に与えるが、実際は穏やかで心の広い神様である。

アシタカや育て子サンのように、例え人間であっても森への敬意を失わずに立ち振る舞う者については距離を取りつつ襟元を開いて接する。

余談

アフレコの際、美輪明宏は最初は「雄々しく近寄りがたい神」として演じたが、イメージの相違に迷った宮崎駿は、「実は乙事主と昔いい仲だった」とその場で美輪に打ち明けたところ、美輪の演技が艶めいて柔らかくなった。

これを聞いた宮崎は「女になったね」と嬉しそうに笑っている。

なお、アシタカがサンを人間界に返すように抗議してきた際に一喝した「黙れ小僧」は、公開当時映画館で観ていた観衆をもマジでびびらせた。

この台詞は当時たいへん流行し、ダウンタウン松本人志なども使用していた。

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