概要
学園都市における治安維持組織
学生によって形成され原則として校内を管轄とする。
活動の際には盾をモチーフにした腕章をつける。
完全志願制で風紀委員になるためには 九枚の契約書にサインして十三種の適正試験と4ヶ月に及ぶ研修を突破する必要があり、在籍者は基本能力者だが運動能力や知能、パソコンのスキルなど能力以外の技術で入隊する者も多い。
腐敗を防ぐために警備員とは別組織になっている。
「子供を危険にさらす訳にはいかない」「危険を蹴散らすだけの力を子供に持たせない」
という二つの理由から、基本的に重要な任務には就かず装備もゴム弾や信号弾など最小限のものしか使えない。
上層部の許可なく、装備の使用や校外での活動など管轄外の行動を行った場合は始末書を書かされる。
支部は各学校内に設置されており入室には指紋・静脈・指先の微振動パターンの3種のチェックをクリアする必要がある。
校内にあるため基本的に最終下校時刻以後は閉館となる。
活動内容
主な活動は学内の治安維持、基本的には生活指導に準ずる活動に従事する。
管轄は学区ごとになっており、学校外での活動は禁止されているが「生活指導」の範囲としてなら例外的に認められている。
学外での活動は地域の美化運動、無くした物の捜索、道案内、非常時の交通整理など基本的に地味。報告書をまとめたりと事務仕事も多い。
大覇星祭などの大規模な行事になると開催期間中の警備やパトロールに従事する。
新人の生徒は研修として学外で先輩同伴のパトロールや裏方の雑用を任される。
正義感の強い黒子はよく事件発生の現場に駆けつけ犯人を拘束しているが、本来荒事を解決するのは警備員の仕事である。
許可なく管轄外の事件に首を突っ込む黒子の行動は完全な越権行為・規則違反であり、黒子はその度に始末書を書かされているらしい。
小牧に言わせれば「始末書書くのが趣味」なレベル。
風紀委員はあくまで表向きの治安維持にのみ従事するため、暗部に関わる事件が発生しても基本動員されることはない。
原作とアニメ版の違い
原作では、それぞれの学校内に風紀委員の支部があり、第一七七支部は柵川中学の一室にある。基本的に柵川中学の生徒である初春飾利の他、別の支部の白井黒子や、高校生の固法美偉らはここで活動していることが多いらしい。
アニメ版では第一七七支部の場所が変更され、ビルに所在し初春達も同じ所属になった。
ちなみに、アニメ『超電磁砲』でのこの設定変更はこれ以降に制作されたアニメシリーズにも引き継がれている他、漫画『超電磁砲』でも大覇星祭編以降はビル内オフィスが第一七七支部として描写されている。
一方、『アストラル・バディ』では「常盤台が舞台の漫画のため原作で元々あった設定を継承する」という理由から原作通り第一七七支部は柵川中学内にあるものとして描写されている。
在籍者
四葉