解説
8代目スカイラインで、ケンメリ以来16年ぶりに復活したGT-R。
グループAで勝つために開発され、栄光のハコスカが築き上げた走りのイメージを復活させるべく生まれた。
その走りはまさに国産最強。初陣は1990年に西日本サーキット(山口県美祢市、現在のマツダ山口試験場)で行われた開幕戦。初戦から凄まじい走りを見せ、2台のGT-RはR31(先代)をコテンパンにやっつけたフォードシエラ含め、他のマシンを全て周回遅れにさせた、という伝説がある。
この衝撃を受け、ライバルチームは全てこのGT-Rに鞍替え。最終的にはGT-Rのワンメイクレースになるほどの強さであった。GT-RのライバルはGT-Rだけである。
グループAが終わるまで、このGT-Rは一戦も落とすことは無かったのである。
再びRの不敗神話が甦ったと言えよう。