志士十五
ししじゅうご
概要
演:森山未來(ドラマ版)
『岸辺露伴は動かない』シリーズのノベライズ版『岸辺露伴は叫ばない』に収録された短編エピソード『くしゃがら』に登場したオリジナルキャラクター。
ノベライズ版にのみ登場した人物であり、挿絵などのイメージイラストも存在しない。
その為、ビジュアル的には森山未來氏が演じた十五しか画像は存在しない。
また、名前の由来は獅子文六あるいは直木三十五もしくは両方を組み合わせたものとされており、岸辺露伴(幸田露伴)や泉京香(泉鏡花)同様に文豪の名前から取られている。
なお、原作では「間違った九九、人生は計算通りにいかない」(ドラマ版では「人生は思い通りにいかない」)と言う意味から取られたと説明されている。
人物
本名:西桂太郎(にしけいたろう)。尊敬する偉人が坂本龍馬で、本人が長髪なのも憧れによるものらしい。
職業は岸辺露伴と同じく漫画家であり、少年ジャンプで連載を持っている人気作家である。漫画家としては露伴と近しい価値観の持ち主であり、リアリティを持った漫画を描くことを重要視している。
また、一度興味を持った物事に関しては徹底的に調べ尽くす好奇心と探求心の強さも併せ持っている。それ故に、「くしゃがら」と関わってしまったことで、命の危機に陥ることになってしまう。
実写ドラマ版
2020年の年末にNHKで製作・放映された実写ドラマ版第二話にて登場した。
指や腕に特徴的な入れ墨を入れた、半袖の黒いコートに手首にミサンガの様なひもを巻いたファッションをした男として登場しており、家と仕事場を兼ねた事務所で生活していることなどが明かされた。
そしてこのドラマ版キャストである森山未來氏の怪演は、放映当時から『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくるキャラクターを的確に表現していると非常に評価が高く、「原作で見たことないのに、見たことある」と、Twitter上で一躍話題になった。
余談
実は、ドラマで志士十五を演じた森山未來氏はドラマの5年前の2015年に舞台版『死刑執行中脱獄進行中』にて主役を演じており、舞踏と言う形で既に片鱗を見せていた。ドラマ版の怪演はこの頃の舞台版で荒木飛呂彦作品に手慣れていたこともあったかもしれない。