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もしかして

概要

直木三十五(1891-1934)とは主に大正末期から昭和初期に活躍した日本の小説家及び評論家である。大阪府出身。本名:植村宗一。「合戦」や「南国太平記」など数多くの時代小説を残しており歴史小説家として知られている。それ以外にも時局小説、現代小説や、大衆文芸を中心とした文芸評論随筆なども数多く残している。また、あまり知られていないが「聯合映畫藝術家協會」を結成して無声映画の制作にも主に脚本として積極的に携わっておりそのうち「一寸法師」という作品で監督をしている。なお、没後の翌年に友人の菊池寛により『直木三十五賞』(通称:直木賞)が設置された。

略歴

1891年、古物商であった父・植村惣八、母・静(しづ)の長男として生誕。

1911年、早稲田大学入学に伴い上京。その後学費が払えず除籍処分になる。

1916年、同棲相手であったと仏子須磨子の間に長女(木の実)が誕生。

1918年、トルストイ全集刊行会(のち春秋社)を創設。

1919年、雑誌『主潮』を発行。また、鷲尾雨工とともに冬夏社を興すが、半年で倒産。

1923年、関東大震災後、帰阪して、プラトン社に入社する。川口松太郎と二人で『苦楽』誌の編集を担当。この頃から大衆小説を書き始める。映画の世界にも関心が深く、マキノ省三と共同で映画製作も手掛ける。

1929年、『週刊朝日』に連載した「由比根元大殺記」を連載開始。

1930年、『東京日日新聞』『大阪毎日新聞』に連載した『南国太平記』などで、大衆流行作家として地位を確立。

1934年、結核性脳膜炎で東大病院にて没。享年43歳。

1935年、菊池寛により『直木賞』が創設される。

引用元

代表作

  • 合戦
  • 南国太平記
  • 楠木正成
  • 心中きらら阪
  • 仇討十種
  • 由比根元大殺記

ペンネームの由来

活動初期の頃は「植村宋一」というペンネームを使っていたが、31歳を迎えた頃から名前に三十一、植を分解した直木を組み合わせて「直木三十一」というペンネームを利用するようになり、以後年齢に合わせてペンネームを変えていくことになるが三十五歳になってから「直木三十五」というペンネームに落ち着きそれ以降変えることは無くなった。(三十六計逃げるに如かずと茶化されることが嫌だったや菊池寛に止めるように忠告されたなど諸説あり)

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    最近ただひたすらに寝ているような気がします 眠ることはいいことである この話は久米の話の詰め合わせです がんばること あくたがわとくめとねことなおきのはなし あれからよねんたちました 順番的に最後の祝い 松岡と直木も出ている帝国図書館の誕生日祝いは十二月からカウントする
  • ショーメシ・河童のかえりみち編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

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    『だから――彼を選んだ、なんて言ったら、どんな顔をするだろうか』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、とある友人――直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくてふたりのお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなる。 **********  行方不明の龍一を託され、家を出た宗一は夜の鎌倉をひたすらに走り探し続ける。  その頃、龍一はひとり海の音を聞きながら、暗く想いに馳せていた。  河童忌――7月24日。死が一番、自分に近づく日。  遠い過去の記憶を振り返りながら、龍一はあるひとつの決断をする。死の波に呑まれるのか、それとも波に背を向けるのか。    夜明けに向けて、その心は決められる。   **********  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。いよいよ、龍一がひとつの決意を固める、そして宗一に向かい合う。夜明けに向けてのクライマックスになります。  ひと段落まで、ももう少し。良かったらお付き合い頂けたら嬉しいです。 【おいしいもんリスト】 コンビニおにぎり 大根の煮物 わかめの味噌汁 アジのハンバーグ 素敵素材お借りしています:https://www.pixiv.net/artworks/91168819
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    『優しい時間で満ちていく、この日に感謝をしている。』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、友人・直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくて文豪達のお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなるのだが――。 ***  宗一が無事帰宅した夜。斎藤茂吉はとある人物と対峙する。  謎の老紳士は、警戒する斎藤にひとつの取引を申し出た。己にも、斎藤側にも、そして三人にも『悪くない』というその内容に斎藤は胃を痛めながらも耳を傾ける。  そしてやってきた、二月二十四日。  三人三様、そして取り巻く面々はどう過ごしていくのか――? ***  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。  これにてまずは、南国忌話はひと段落です。  それぞれの過ごし方、見守ってい頂ければ幸いです。  【おいしいもんリスト】 高級なスーパーで買ってきた総菜の数々(ふっくらハンバーグ・ローストビーフ・魚のマリネ・フルーツサラダ・オムライス) 奮発した甘口スパークリングワイン 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/95382915
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  • ショーメシ・河童のかえりみち編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 葉月:青に溶けゆくもの【文豪】

    『貴方はとても、愛される人だから』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、とある友人――直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくてふたりのお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなる。 **********  八月の青い空の下、龍一はわだかまっていた想いを抱えながらも日常を過ごしていた。  再び生きることになって、新しい世界で見つけたあたたかいもの、優しいもの。それらに触れながら、まだ生きることに完全に前向きになれないながらも、不器用でも歩き続けることを決める。  『あの日』を越えて、ゆっくりと流れゆく日常。  そこから終わり、そこから始まる。そんな一先ず『着地』の一話。   **********  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。  今回は一先ずのエピローグ、と言った一話です。あの日の後に続く物語、長々お付き合い頂き有難うございました。少しお時間を頂いて、後半戦をまたお披露目したく思います。その時にはまたお付き合い頂けたら嬉しいです。 【おいしいもんリスト】 かき氷『鎌倉小町のシブかわ☆ドキワクミルキー』 素麺 天ぷら 茄子の揚げ浸し 豚肉とパプリカの炒め物 サラダ 素敵素材お借りしています:https://www.pixiv.net/artworks/82084096
    11,412文字pixiv小説作品
  • ショーメシ・河童のかえりみち編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 卯月:桜のように、こぼれゆく【文豪】

    『ともあれ、君も。元気で良かった』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、とある友人――直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくてふたりのお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなる。 **********  四月のある日、宗一はとある人物と会っていた。かつては龍一――芥川龍之介とも交流のあった歌人そして医師の斎藤茂吉である。お試し転生の報告をしながらも彼等の会話はとある時期への心配へと着地した。斎藤はそれを案じつつも、宗一も元気そうであることに安堵し席を立つのであった。  一方、新しい職場に慣れ始め、充実した日常を送る花。仕事帰りにかつて祖父が良く通っていた古本屋へと足を向けると思わぬ光景が目に飛び込んでくる。  春のうららかさと共に、忍び寄るもの。宗一達が心配と称するその正体は――?   **********  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。ゆっくりと桜が散り始めるとともに、物語はとある一点へと向かい始めます。  今回も良かったらお付き合い頂けたら嬉しいです。 【おいしいもんリスト】 ロイヤルミルクティー 饅頭(こし餡) ハンバーグ 野菜スープ シリーズの設定資料に『参考資料』の項目を追加しました。 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/78209612
    12,501文字pixiv小説作品
  • ショーメシ・さびしがりのふくろう編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 残暑:それは憂心のはじまり【文豪】

    『ひとりでも、寂しがっちゃ駄目やぞ』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、友人・直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくて文豪達のお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなるのだが――。 ***  夏を越え、三人三様に鎌倉での生活に馴染み始めてきた中、宗一と龍一のお試し転生の期間が本来の一年より若干延長することとなった。春を迎えることとなった彼等を見守り続けてきた斎藤は、とある懸念を抱くこととなる。それは夏に揺るがした『命日』にまつわることであった。 ***  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。こなれてきた彼等の生活は残暑から秋へと移りゆきます。  河童編に続き、ふくろう編も良かったらお付き合い頂けたら嬉しいです。 【おいしいもんリスト】 鯵のたたき丼 冬瓜のそぼろ餡かけ あおさの味噌汁 刺身こんにゃく ※場外・ズボラもやしレシピ 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/90974253
  • ショーメシ・河童のかえりみち編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 弥生:雛祝い、花綻び【文豪】

    『大人しく甘やかされとき。ご褒美は人に貰うもんやで』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、とある友人の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくて文豪達のお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなる。 **********  三月になり、仕事が新しく決まった花はその帰り道、打ち合わせ帰りの宗一と鉢合わせる。仕事先の打ち合わせの帰りの彼は、街中の景色を見てとあることに気が付く。俄然地味に張り切るその理由は――?   **********  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。新たに一名、メンバーを加えて話が少しずつ動き始めます。  今回も良かったらお付き合い頂けたら嬉しいです。 【おいしいもんリスト】 雛祭り用ちらし寿司 大根の出汁煮物 大量の唐揚げ 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/72138674
  • ショーメシ・さびしがりのふくろう編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 夾鐘:雪解けへの約束【文豪】

    『春が、来ればいい。あの人の心の中の雪解けとなれば、いい』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、友人・直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくて文豪達のお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなるのだが――。 ***  いよいよ二月。自分の中に響く足音に近づく『それ』を実感する宗一の一方、花の仕事場には斎藤が現れていた。来たる命日に向けて、なかなか手の内を明かさない宗一に双方気を揉みつつも、彼の安寧が訪れることを花は心の中、祈る。  龍一はいつもの通り古書店の店番の帰り、寄り道した先で宗一の姿を見つける。不安を覚えた龍一は、追いかけていくのだが――。   ***  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。  いよいよ二月到来。不穏な空気もありつつ、見守って頂けると嬉しいです。 【おいしいもんリスト】 苺の紅茶(ジャムつき) 引き続きメシ率が低くて申し訳ありません……! 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/97502629
  • ショーメシ・河童のかえりみち編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 如月:かくもほろ苦きチョコレイト【文豪】

    『彼のようにあれれば、最後まで生きることを選択できたのだろうか。似てると言われながらも、対極である、この男に。』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、とある友人の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくて文豪達のお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなる。 **********  突然同居することになった『遠縁の成年男子二人』に少々の警戒心を残しながらも、少しずつ同居生活に慣れ始めた花。カレンダーを捲りながらふと頭をよぎったのは、二月で外せないイベント・バレンタインデー。その場にいた龍一を伴いチョコの材料を買いに行くことになった花だが――。 **********  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。今回はスイーツになります。  今回も良かったらお付き合い頂けたら嬉しいです。 【おいしいもんリスト】 生チョコ チョコミルク(ホットチョコレート) 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/67143525
  • ショーメシ・さびしがりのふくろう編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 春帰:巡る、巡る、陽は巡る【文豪】

    『うん? つまり。つまり、つまり、これは。』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、友人・直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくて文豪達のお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなるのだが――。 *** 四月目前のとある日、花の祖父が旅立った。 目まぐるしく花の周囲も動き出し、そしてあの二人にも変化は訪れる。 「花、ちょっと」 「ここ座って貰って、いいかな?」 『その時』が来たことを察し、花は二人に向かい合う。 三人に訪れる春の形が、明らかになっていく。 ***  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。  ひとまず着地、ということで。  一年の三人のお話にお付き合い、有難うございました!    また、お会い出来たら嬉しいです。 【おいしいもんリスト】 作って貰うハンバーグ+オムライス 奢って貰うパンケーキ(季節限定苺クリーム・アイス乗せ) 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/88246054
  • ショーメシ・さびしがりのふくろう編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 梅見月:生まれし、求めし、消えし【文豪】

    『欲が出る。  失いたくは、ない』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、友人・直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくて文豪達のお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなるのだが――。 ***  誕生日当日。花と龍一は、宗一に「今日は自分達が料理を振舞うから動かないで!」と宣言し、ふたりで腕を振るうこととなる。斎藤も招待し張り切る中、水面下では宗一の状態はじわじわと進行していく。それぞれ胸中に思いを秘めながらも、ふたりの頑張った料理の数々が食卓に並べられていく。 ***  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。  今回はいよいよ誕生日編です。頑張って作ったお料理がもりもり出る久々にメシ率の高い話となります。  勿論シリアスパートも進行なので、お付き合い頂ければ幸いです。   【おいしいもんリスト】 油揚げとほうれん草の味噌汁 塩じゃけ 白菜の漬物 温泉卵 緑茶 おにぎり あおさの簡単味噌汁 野菜のスティック~味噌とサーモンクリーム二種類のディップ添え しらすと粉チーズと葉物のサラダ キーマカレー~ナンを添えて 海老トマトクリームパスタ カラフル野菜のコンソメスープ 蜂蜜レモンソーダ (わあ!沢山!!) 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/85307063
  • ショーメシ・河童のかえりみち編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 水無月:雨に誓えば【文豪】

    『信じることに決めたのだ。彼等がそうである、というならば』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、とある友人――直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくてふたりのお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなる。 **********  雨降る中、彼等を知る為に図書館通いをしている花の元に、一人の男が現れる。 「初めまして、佐藤花さん。直木さんと芥川さんが、お世話になっております」 「私は斎藤茂吉と申します」  二人を見守る立場の斎藤は、全てを知った花に問い掛ける。 「彼等の正体を知っても、尚。何も知らないように振舞うのは、どうしてでしょう?」  花の決意とは。  そして、夏が近づくにつれ沈みゆく芥川の心の行方は何処に向かうのか? **********  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。彼等の正体を知った花と『彼』との線が繋がる一話になります。  今回も良かったらお付き合い頂けたら嬉しいです。 【おいしいもんリスト】 お茶漬け 梅シロップ(仕込み中) トマトチキンカレー 胡瓜と梅の和え物小鉢 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/81742752
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  • 恩仇譜

    恩仇譜 裏

    こちらのサイト→http://d.hatena.ne.jp/shiritori110/ の競作企画で書かせていただいた作品です。「表」からどうぞ→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2356083 直木三十五「相馬の仇討」の翻案作品なので、青空文庫→http://www.aozora.gr.jp/cards/000216/files/1716.html などで元作品に目をお通しいただいてからのほうが、お楽しみいただけるのではないかと……ただしこの「裏」は、もはや元作品とは別物ですので、ご注意を。   ※作品中、年号のみは実在のものを使用しておりますが、人名・地名は架空のものであり、実在のものと一致した場合もこの作品とは一切無関係であることをご了承下さい。
    28,298文字pixiv小説作品
  • ショーメシ・河童のかえりみち編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 文月・忌:静かに、そして満ちてゆく【文豪】

    『信じることに決めたのだ。彼等がそうである、というならば』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、とある友人――直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくてふたりのお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなる。 ********** 二人が何者であろうと、一緒にいる時間を大切にしようと決めた花。 季節は夏、七月。『あの日』は刻々と近づいてくる。 そんなある日、花は斎藤に連れられて鰻を食べに行くことに。そこで話されたのは芥川を案じたものだった。 一方、芥川の揺れる心の行き先は、迷走を極めることとなる。 その果て、彼が『その日』寸前で取った行動とは――? **********  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。  いよいよ『あの日』がすぐ傍に。物語は三人三様に動いていきます。  今回も良かったらお付き合い頂けたら嬉しいです。 【おいしいもんリスト】 羊羹 うな重(特上) 肝吸い 胡瓜と鰻の酢の物 桃のソルベ 葛切り(黒蜜・抹茶蜜) 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/85059953
    14,540文字pixiv小説作品
  • ショーメシ・さびしがりのふくろう編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 神無月:胸の中のオアシス【文豪】

    『知らなければならないことを、知りに行く。その為の小さな旅だ』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、友人・直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくて文豪達のお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなるのだが――。 ***  鎌倉にてゆるふわお試し転生ライフを送る文豪達と暮らし始めてからの秋。10月になり、花は久々に友人と会うこととなる。近況報告をし合いながら、生活に沁み込む彼等の存在に思いを馳せていく。  一方、宗一は慣れない遠出を敢行する。電車を乗り継ぎ、横浜方面へ向かう彼の目的は――?  何かの気配が少しずつ感じられる、そんな秋の一風景となります。 ***  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。こなれてきた彼等の生活は残暑から秋へと移りゆきます。『彼』に迫りつつある変化、とは何か。  河童編に続き、ふくろう編も良かったらお付き合い頂けたら嬉しいです。 【おいしいもんリスト】 カフェのハンバーグランチ カフェのパスタランチ 中華街土産(餃子・小籠包・もち米焼売・マンゴープリン) 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/84463773
  • ショーメシ・さびしがりのふくろう編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 師走:フライング・サンタクロース【文豪】

    『――我ながら、ほんま。』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、友人・直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくて文豪達のお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなるのだが――。 ***  クリスマスも間近に迫る日々。三人三様に忙しなく過ごす中でも、花や龍一は宗一の変化を見逃すまいと注視していた。一方の宗一は自分の来たる日に向け、内部の変化を押し隠そうと努める。  それぞれが、水面下で動く中。クリスマス間近に『それ』は宗一を襲うのだった――。 ***  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。  いよいよ話は年末に突入。どこぞの誰かさんの痩せ我慢も大分筋金入りなところが目立つようになってくる頃合いです。三人三様、そして見守る側も何かと忙しなくなって参りますが、お付き合い頂けたら幸いです。   【おいしいもんリスト】 じゃが芋の煮物(予定) 鰤の照り焼き(予定) ラーメン(結果) 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/86245209
    15,395文字pixiv小説作品
  • ショーメシ・さびしがりのふくろう編 ~文豪達がお試し転生バカンス、はじめました~

    【創作】ショーメシ 晦日:暮れる年、はぐれる君へ【文豪】

    『――不本意だけど君と僕は、やっぱり似ているのだろうね』  心身ともに摩耗し、次を生きることを拒む芥川龍之介は『魂のバカンス』という名の『お試し転生』を提案される。一人で不安ならば道連れを所望しても良いと言われた芥川は親友達や深く親しくしていた者達の名前ではなく、友人・直木三十五の名前を挙げた。意外な指名に驚かれながらも、かくて文豪達のお試し転生バカンスが始まったのである。  時代は代わって平成。無職となり本屋や古本屋を彷徨う佐藤花に、母親から連絡が入る。花の祖父が認知症となり一人暮らしをしていた鎌倉の家から老人ホームへ入居した、というものだ。ショックを受ける花だが、母親の「祖父の家を守るために住んで欲しい」という頼みを魅惑的な条件で引き受けることとなるのだが――。 ***  大晦日、花と龍一、宗一は花の仕事先でもあるカフェ『みけねこ』のマスター夫婦から招待を受ける。  マスターの趣味の蕎麦打ちご披露を兼ねての年越しの宴で、ゆったりとした時間を過ごす三人。  しかし、かの『足音』は待つことなく、どんどんと宗一に忍び寄っていくのであった。   ***  それぞれ一筋縄ではいかない感情を抱えた二人のお試し転生文豪と、フラグというフラグはサバ折りにする系女子のマイペースかつほっこり・おいしいごはんつきバカンスストーリー。  今回は大晦日。大晦日と言えば蕎麦!! というわけで、年越し蕎麦を囲んでもらいました。    近づく二月。着々と進んでおります。お付き合い頂けたら幸いです。   【おいしいもんリスト】 出汁巻き卵・唐揚げ・煮物・温野菜等のお重 天ぷら ドーナツ 蕎麦 素敵表紙素材お借りしました:https://www.pixiv.net/artworks/95687335

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直木三十五
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