生没 1218(建保6)年~1234(天福2)年
在位 1221(承久3)年
諱 懐成親王
生涯
承久3年4月にわずか4歳で即位。これは父と祖父が進めていた鎌倉幕府打倒に備えてのものであり、翌5月に承久の乱を起こし、倒幕の戦いを起こした。
しかし朝廷軍は2か月で敗北し、父が佐渡、祖父が隠岐へ配流となり、残された仲恭天皇も旧暦7月9日を以って廃位となった。在位期間わずか78日であった。
廃位後は母方の叔父である摂政・九条道家に引き取られ、天福2年に崩御した。
その後は九条廃帝と称されてきたが、約650年後の明治3(1870)年にようやく仲恭天皇の諡号が贈られた。