概要
演:ジュリア・ウィンター
ベルーカ・ソルトとは、『チャーリーとチョコレート工場』のキャラクター。
甘やかされて育ったため大変わがままな性格をしている。
大金持ちの社長の令嬢で、父親に大量にウォンカバーを買ってもらい、2番目に金のチケットを引き当てた。
ナッツの部屋で良品と不良品の選別用のリスを欲しがり、工場長のウィリー・ウォンカから拒否されても頑なにほしがった。そのため強行してリスを奪おうとするが、逆にリス達に取り押さえられ、ゴミ捨て場に投げ込まれてしまう。父親が助け出そうとするも、父親もともにリスによってゴミ捨て場に叩き落とされた(原作では母親も叩き落とされている)。
最後は父親と一緒にゴミまみれで工場から出てきた。その際、ガラスの大エレベータを見てほしがったことからベルーカ本人は反省していない様子だが、父親は反省した様子で、「今のお前には風呂以外何も与えられない」と返し二度と彼女を甘やかさなくなった。つまりわがままが裏目に出た事による不幸だが
他の取り返しのつかないいたずらをくらった子供(バイオレット・ボーリガード マイク・ティービー)たちに比べるとだいぶマシな方だとも言える。
また、工場に来たさいにも選別室でわがままを言っていただけで、オーガスタスやバイオレットのようにチャーリーをからかった訳でもマイクのようにウォンカをバカにした訳でもなくその辺はだいぶマシな災難も然るべきものとも言える。
…だが投げ込まれたゴミ捨て場の先は焼却炉な為、
(燃やすのは火曜日だけらしいが今日がその火曜日だった)
でも運良く焼却炉が壊れていた。
もし焼却炉が壊れていなかったらこうなっていたかもしれない…
名前の由来
ベルーカ(Verruca)とは、「疣(イボ)」という意味である。なお原書ではrが1つ少ない「Veruca」という綴りになっている(なお、苗字のソルトは勿論「塩(salt)」にちなんでいる)。柳瀬尚紀による邦訳では、このキャラ名の由来を日本人にわかりやすくするために「イボダラーケ・ショッパー」という名前にされている(これは、柳瀬自身がこれまでに韻文文学やナンセンス文学を数多く訳している影響のため。柳瀬は、同じように他のキャラクターにも由来が分かるような独自の日本語名が充てている。なお、田村隆一による旧訳版や映画ではベルーカのままであり、他のキャラクター名もそのままとなっている)。