※この記事にはWeb版のネタバレを多く含みます。閲覧にはご注意ください。
「この私が【犯罪王】のゼクス・ヴュルフェルです。はじめまして。ガーベラさん……でよろしかったですよね?」
人
( ゜ ゜)
プロフィール
本名 | ■■■■ |
---|---|
年齢 | 20代 |
メインジョブ | 【犯罪王】(系統なし超級職) |
エンブリオ | 【■■■■ ■■】 |
概要
作中に登場するマスターの一人にして<超級>。
最強最悪の犯罪クラン〈IF〉(イリーガル・フロンティア)のオーナーでもある。
アルター王国第三王女を誘拐したり、国の有力貴族を殺害したりなど、様々な重罪を犯している。罪状は無数にあり、
〈InfiniteDendrogram〉に存在するありとあらゆる国で犯罪行為を行なっており、指名手配犯としては最上位に位置する〈全国家による国際指名手配〉を受けている一人。
なぜこんなことをするのかというと、ゲームを始める際に何をすればいいのか分からず、サイコロの出た目に合わせてこの世界での指針を決めることにし、悪人に割り振った六の目が出たためである。
【アルター王国最強のPK】としてマスター、ティアン問わず恐れられていたが、現在は“監獄”に収容されている。
容姿
暗色の目と髪に、黒縁のメガネをかけた青年。
作中では喫茶店の制服のエプロンをつけており、
犯罪クランのオーナーとは思えないような好青年然とした姿をしている。
アバター名の由来はサイコロを振って出た目である六とサイコロ自体をドイツ語にしたもの。
性格
誰に対しても敬語を崩さず、初見で大騒ぎしながら押し入ってきた新入りにも丁寧な対応をした上で(地獄の)修行をつけてあげるといった善良なモノを感じさせる。
しかし、痛覚オンで首を刎ねられ心臓を突かれても顔色一つ変えず、「この私」という前置きを多様するなど異様な面も見せている。
ゲーム内で犯罪を犯すのは私利私欲によるものではなく、ただ単に自身が選択した「悪人という生き方」に忠実に動いているだけであり、自身の犯罪行為からくる利益そのものにはそこまで関心がない。逆に言えば、『犯罪者』という称号を得られるのならいかなる手段でも使うということであり、作中で彼が犯した重罪のほとんどはそういった理由によるものである。
戦闘能力
ジョブ
【犯罪王】(キング・オブ・クライム)
系統なしの超級職。ゼクス・ヴュルフェルのメインジョブ。
特徴は唯一のスキルであり奥義でもある《犯罪史》(ワールド・レコード)。スキルレベルによって多少のステータス補正などを内包した複合スキルだが、最大のものは「犯罪行為によって経験値を得られる」という特殊な経験値ブースト。
ここだけ聞くと強いジョブに見えるが、ジョブによるステータス補正は戦闘型の超級職に劣り、しかもゼクスのエンブリオは強力なスキルを複数保有している欠点として【エンブリオのステータス補正がマイナス】によって総合ステが半減されており、そもそも《犯罪王》というジョブ名からゼクスに限らずこのジョブに就いた者は大悪人で大抵は正義感あふれる戦鬪系超級職にすぐさま討伐されるという長生きできない不遇のジョブである。
ただしそれは、使用者がゼクスでなければの話である。
「ステータスが足りないならレベルを増やして足せばいい」という理論によって上げられた1000以上の超高レベル(通常の超級職のマスターでもレベルが1000を超えることはあまりない)と驚異的とも言える程のエンブリオとのシナジーによって、彼はシュウ・スターリングとも互角にやり合える驚異の戦闘能力を備えている。
エンブリオ
エンブリオ名 | 【始源万変 ヌン】 |
---|---|
TYPE | ボディ |
能力特性 | 全身スライム置換&変形 |
到達形態 | Ⅶ |
紋章 | 一粒の水玉 |
ゼクスの持つ超級エンブリオ。
自由度がウリである〈InfiniteDendrogram〉内でも屈指のレアカテゴリーであるTYPE:ボディの超級エンブリオ。
スキルは《シェイプシフト》《液状生命体》《スプリット・スピリット》の三つ、各性能の説明は下記にて。
所謂スライムであり、首を刎ねられようが心臓を貫かれようが爆発粉砕されてもピンピンしているのはコレのお陰。また彼に既存のHPの概念は適応されず、ステータス状のHPではなく、「現時点での彼の体積」がHPとなる。仮にゼクスのHPが100であるとすると、切られようが突かれようが体積自体は減っていないため100のままだが、彼の体積の半分が吹き飛ばされた場合HPは50になる……と言った感じ。
保有スキル
ジョブ
《犯罪史(ワールド・レコード)》:パッシブスキル
【犯罪王】の唯一のスキルにして奥義。
上記のように犯罪によって経験値がもらえる特殊なスキル《犯罪》の定義などと言った細かい仕様は明らかになっていないが、ゼクスによれば『この世界の住人が重大な罪と考えている』犯罪であればあるほど経験値効率がいいらしい。
エンブリオ
《シェイプシフト》:アクティブスキル
変形(シェイプシフト)の名前の通り模倣した相手のステータスや能力を獲得するスキル。
通常の武器や防具では装備スキルまでコピーすることは出来ないが、〈エンブリオ〉であれば装備スキルさえ獲得できる。
ここだけなら強力なスキルだが、欠点が二つ存在する。
一つ目は《シェイプシフト》は「対象とのレベル差が変形の精度に関わる」こと、同レベルなら五分のコピーに留まり、対象と全く同じ能力を獲得するには相手の二倍のレベルが必要になる。因みにこれはエンブリオにも適応されており、第七形態のゼクスでも相手のエンブリオを完全にコピー出来るのは第三形態までとなる。
二つ目は「能力の詳細を把握していないとスキルは変形できても使用できないこと」コピーした相手のスキル使用法を模倣時に知ることができないため、ゼクスはコピーする相手との直接対決し使用法を探るかするかスキル情報を丸裸にしないといけない制約がある。
《液状生命体》:パッシブスキル
再生に優れ、また物理攻撃を殆ど無効化するスライム体の根幹をなすスキル。また上記の通り普通にHPを削り切って倒す事はゼクス相手には決して通じず、彼を倒すには破壊に特化した超級職でも無い限りは無敵である。
《スプリット・スピリット》:アクティブスキル
超級に進化した際に手に入れたスキル。スライムの特性の一つである分裂をそのまま発展させたスキル。
効果は変形後の能力を維持したまま六体に分裂するというシンプルなもの。六体それぞれが別の対象に変形する事は出来ず、HPは元の残量を六分割。
加えてデメリットとしてスキル終了時に最大HPが削れてしまう。スキル使用後に分身は残らず最大HPは六分の一で固定され、それはデスペナルティから回復するまで戻ることはない。
ヌ ン
《我は万姿に値する》
ヌンの必殺スキル。コピーのストックから一つ指定し、三十分間だけその力の全てを使用できる破格のスキル。《シェイプシフト》のような制限もなく、〈超級エンブリオ〉であろうとスキルの行使に何らかのコストや特殊アイテムが必要であろうと、使えるようになる破格のスキル。
だが、一度の使用毎に500のレベルを失う。
超級職ではない者からすればそれは「己の全てを捧げよ」いうのに近く、例え超級職であっても使用を躊躇う程の、そして膨大なレベルを持つゼクス(最大時は恐らく3000オーバー)からしてみても軽々とは使用出来ない。しかもゼクスの場合使いすぎると「コピー元の二倍のレベルが必要になる」《シェイプシフト》を十全に扱えなくなる可能性もあるまさに諸刃の剣を体現したスキル。
関連人物
幾度となく相まみえた宿敵にして腐れ縁。
特異な出自を持つゼクスにとって彼の存在は正反対かつ鏡写し。
誰にも左右されず自分を貫き通す生き方をするシュウの存在は、
自身の生き方を模索するゼクスにとっては非常に重要な存在。
宿敵シュウの弟。
ゼクスは当初そこまで関心をもっていなかったが、ある一件でレイを間近で観察した際にはシュウ同様強い意志を持った彼にも興味を持ち始める様になる。
関連タグ
InfiniteDendrogram 犯罪者 サイコパス 葛餅 スライム
ヤンホモ:作中におけるシュウへの思いからこう呼ばれることも多い。