女教皇とは――
大アルカナ【THE HIGH PRIESTESS】について
"女教皇ヨハンナ伝説"をモチーフとしたカード。
"B"と記された黒い柱と"J"と記された白い柱の間に椅子があり、そこに座している法衣姿の女性として表される。
"B"はボアズ【Boaz】・"J"はヤヒン【Jachin】の頭文字で、それぞれヘブライ語で闇と光を意味する。
女性はその腕に書物を持ち、それは彼女が処女であることを意味する"トーラの書【THOR】(聖人モーゼの残した伝記)"であるとされる。
場合によっては足元に三日月が描かれる場合がある。
彼女は女性として最も気高い地位に付き、「その威光と慈愛によって人々を教化しようしている」と解釈できる。
三日月は『月の女神』の暗示とも考えられ、彼女が非常に潔癖な存在であることを示唆しているともとれるだろう。
意味
【正】純潔、知性、教育、優しさ
【逆】潔癖、神経質、高慢、孤高