概要
「トム・クランシーシリーズ」とは同名の小説家が起業したRed StormEntertainmentというゲーム会社で氏の小説を原作としたゲームを制作し始めた。その後、その会社はUbisoftに買収され現在に至る。
初期の作品にはトム・クランシー氏が関わっており、リアル路線の一撃即死のハードコアなゲームというよりはシミュレーター的な内容がウリだったが、そのせいで難易度が高く人を選ぶ内容だった。
しかし年々リアル要素と高難易度さは薄まっていき、シューターゲームとしての要素が強まっていった。
クランシー氏の没後は最早「トム・クランシー」の名を冠しているだけで初期のリアルな作品とは別物のカジュアルシューターと化しており、原作すら使用していないUBIオリジナルシリーズと化している。その代表的な例はディビジョンだろう。
このフランチャイズの特徴は基本的にレインボーシックスから始まり世界観が繋がっている事である。
エンドウォーやワイルドランズのナルコロードと言った一部の作品は別の世界線が舞台となっており、エンドウォーはそれが特に顕著で2020年に第三次世界大戦が起こり、その中でゴーストリコンシリーズの主人公であるスコットがアメリカ軍の総大将になっていたり、スプリンターセルシリーズに登場したグリムがサードエシュロンの長官になっていたりする。(スコットは正規の世界線では2020年時点で大佐でサードエシュロンは2011年に組織が解体されている等、明確に世界観が繋がっていない。)
また、他のUBIの人気シリーズであるアサシンクリード等とも世界観のつながりがある可能性がある。
一部の作品は海外限定でGBAに横スクロールアクションにして移植した物やPSPオリジナルの作品や、グラフィック能力などを下げて移植した物が発売されていた。
ハードによってゲーム内容が異なる場合があり、PS2/XBOXの時代はそれが顕著であり、基本的にPCとXboxはグラフィック面、システム面などで優遇されていたが、現在ではその差は無くなっている。
しかし、その世界線が繋がっているという設定のせいで「第二次朝鮮戦争が起こり、空軍をPMCに任せた結果PMCが肥大化してアメリカが宣戦布告されたり、メキシコで反乱が起きて戦争寸前になったり、感染症が広がった結果アメリカの大都市の機能が麻痺して大統領が拉致されたり、そんなことが起きてるのにレインボーシックスは永遠と訓練を行って出動せず、その上でメキシコに宇宙から寄生虫が降ってきたり、その後アメリカの特殊部隊がロシアの特殊部隊と交戦してロシア側に死人が出たものの、両国のオペレーターが所属しているレインボーシックスは全くいざこざが起きない。」等、中々にカオスで矛盾していることになっている。