Go to sleep…
概要
Creepypastaという海外都市伝説や怖い物語の一つ「Jeff the killer」の主人公である少年殺人鬼。またその物語や画像の名前である。
「NNN臨時放送」「オカルトマニア この画像なに?」等の検索してはいけない言葉でも見かける顔面蒼白の人のホラー画像の元ネタでもある。
元々は2008年のYoutubeの動画らしい。その時のストーリーはかなり違っている。
白いパーカーを着ていて、硬く真っ白い肌、裂けた口に真っ赤な唇、焦げた黒髪と回りが黒くまぶたの無い目、そして狂った人格。とかなりショッキングな特徴を持っている。画像では鼻がなかったり下の唇だけ赤い等の特長も見られる。
彼が殺人を犯す時は「Go to sleep」と言うらしい。
不気味ではあるが、一方で捉え方によってはこの上なく萌える特徴のため、コアなファンも存在する。
画像はよくビックリに使われるため怖い画像の一つとして挙げられる程有名だが、海外では多数の二次創作があり、人気のキャラである。
なお、Pixivでは「jeff_the_killer」タグと「Jeff_the_killer」タグがあるため注意。
(「Jeff_the_killer」タグの方が若干多い)
元の恐怖画像とは違う作者が書いたストーリーが存在する。
よくまとめられているのはこちらの方。
ストーリー
元の英文: http://www.creepypasta.com/jeff-the-killer/
ジェフとその家族が引っ越して来た先で、弟のリウと不良に絡まれてしまう。一応ジェフは撃退したものの暴行罪によりジェフが捕まりそうになってたところをリウがジェフの代わりに捕まり、そのショックからジェフは落ち込んでしまう。
弟が逮捕されたショックから立ち直れないなか、親にビリーという向かいに住んでる子の誕生日パーティーに連れていかれた。しかしそこに不良が乗り込んできて喧嘩になるが、漂白剤を被り最後に火を付けられ、火だるまになったまま意識を失う。その後ジェフは病院で意識を取り戻し、釈放されたリウを含む家族の前でジェフは包帯をはずしたが、その顔は白くなり、茶色い髪は黒く焼け焦げ、唇は深い紅色に変色していた。
ジェフは鏡で自分の顔を見て一言
「これは完璧だ!」
ジェフの精神は不良たちと喧嘩してた時からおかしくなっており、家族はまだジェフが「殺人鬼」になっていた事に気づいていなかった。
退院した日の夜、物音に気づいた母親が見たものは、洗面所で瞼を焼き、ナイフで口を裂いているジェフの姿だった。
ジェフは銃を取ろうとした親を殺したあと、リウの部屋に行き、彼に馬乗りになってこう言った。
「Just go to sleep」
(不良がジェフより一歳若いように見えることから、この時のジェフが13歳であることが分かる。なお、原作では兄弟とだけ書かれているので、リウが兄だという可能性もある。)
二次創作について
Pixiv、そしてdeviantART(海外SNS、日本のPixivのようなもの)などでのCreepypastaファンダムでは人気の存在で、二次創作も多数ある。同じく海外の都市伝説出身であるスレンダーマンとは、二次創作関連においてよくコラボや共演がなされている。
Pixivの作品を見ても分かるとおり、特徴から「人それぞれ」の彼のイメージが描かれるのも人気の一つ。中には表現が少しマイルドに描かれていたり、かっこよかったりかわいくなってたりするという、いわゆるトラウマブレイカーなんかもされている。
ちなみに元が曖昧なキャラなため起こりやすい問題でもあるのだが、「こんなのは彼ではない」といった決まりを勝手に押し付ける人もいるらしく、荒れる原因になったこともある。
(例えば鼻がないといった)
また急激に増えたファンの行動や、二次設定が流行りそれが基準のようにされ、上のような問題が起こるのに不満や疲れを持っている人達も一部いる。
しかしなによりそれが原因により争いが起きるのが問題である。
ジェフの容姿性格は原作を見ても詳細までは分からず、ストーリーはすべて英語のためどんな風に描こうと結局はその人の主観が入る。またストーリーのファンだが、画像は怖くて見られないまたはその逆という人もいる。その人達も同じファンである事には変わりない。
都市伝説だけに、他のジャンルとは違う所がある。
原作にあったとしても「これはこうじゃなきゃだめなんだよ」と言ったところで、主観の押し付けになってしまうのである。もちろん個人の好みや苦手は様々だが、だからと言って他の二次創作や解釈を貶したりしていい理由にはならない。
そして創作する側も、優しく教えたり閲覧者側に配慮するなどのマナーを守ることが大切である。特にホラー、口裂けキャラに耐性の無い人への配慮が必要である。
自由度が高いだけに、気を付けなくてはならないことは日本も海外も共通している。
【注意】こちらBoXGirlVivi氏が投下した例のツイートの補足説明となっております。
なるべく正確な情報を精査しましたがやはり専門外なので間違ってるかもしれません…
わかりにくかったらすいません
質問があったら出来る限り答えますのでコメント欄に書いて下さい。
BoXGirlVivi氏と連絡がとれたので彼女についての話を追加しました。
どうやら公式として怪しいと思われているようですがBoXGirlVivi氏はジェーンに関しては公式です。
BoXGirlVivi氏はジェフの作者Sesseur氏とは友好関係にあると仰っていました。ただニナの作者alegotic-twevel氏とは面識がないですがMaybeelater氏を通して話をつけています。
ジェフの作者Sesseur氏と確認がとれました。
【ジェフ君について】
前提としてジェフザキラー(Jeff the killerまたはJeff Woods)というキャラクターは現在日本クリパス界隈で主流の「いじめで漂白剤をかけられた肌の白い口裂け殺人鬼」というストーリーは派生型なんです。このストーリーのジェフをここではクリパスジェフと呼びます。
クリパスジェフの元となったのはSesseurという方が作った2008年度のストーリーです。Sesseur氏が作ったストーリーのジェフの本名はJeff .C Hodek といいます。つまりクリパスジェフとは異なるわけです。
クリパスジェフがかなり有名となっているためこちらが本家と誤解されていますが、本来はSesseur氏が作ったストーリーが本家なんです。2008年に投稿された件の動画が削除されているためそのストーリーの内容はわからないのでここには書けません…すいません。
初音ミクで例えると本家初音ミクではなくミクダヨーが界隈で有名になった感じっていう認識です…
ちなみにクリパスジェフのストーリーはSesseur氏によるとスペイン語で書かれた文章が英訳されたものとのこと…
【リウ君について】
次はリウ君ですね。クリパスジェフのストーリー内の結末において厳密に言えばリウは生死不明です。なのでファンがホミサイダルリウというキャラクターを生み出し、それが現在のクリパス界隈で有名になっているリウ像となりました。
で、BoXGirlVivi氏が投稿していた「Homicidal Liu is NOT his brother」という文章はこの現在主流のリウ像とはファンメイドの存在であるから、このSesseur氏のジェフの弟としてのリウとは異なるということを言いたいのだと思います…
【ジェーンさんについて】
まずジェーンのストーリーは「ジェーンがジェフに当てた手紙」という形式をとったものがFearOfTheBlackWolf氏作成のジェーンで、こちらが本家なのです。
しかしながら現在主流のジェーン像「ジェフによって漂白剤をかけられたが失敗、送られた仮面をつけて復讐を誓う」というものはFearOfTheBlackWolf氏が書いたものではありません。こちらはファンメイドの存在です。
仮面ジェーンが有名になりすぎて「ジェフの下位互換だ!」とジェーンの本来の作者FearOfTheBlackWolf氏は多くの中傷を受けたのでBoXGirlVivi氏協力のもとジェーンのリメイクを進めております。
【ニナちゃんについて】
ツイッターでBoXGirlVivi氏がピンクのパーカーを着たバージョンのニナを描いたイラストにリメイクされたよってリプライしてたんですがあれちゃんとした事情があるんですよ…
まずニナは皆様ご存知の通り「ジェフに憧れる少女が最終的に漂白剤を被り口を裂く」というストーリーなんですが、これが「ジェフのストーリーの下位互換だ!」という多くの中傷をうけたんです。
それでニナの作者alegotic-twevel氏が一旦アカウントを削除、そしてMaybeelater氏がalegotic-twevel氏からニナの権利を継承。それでMaybeelater氏がニナをリメイクしてあのガスマスク姿になったのです。
【BoXGirlVivi氏について】
(BoXGirlVivi氏本人に質問したので情報を追加しました。)
BoXGirlVivi氏はジェーンの作者FearOfTheBlackWolf氏と協力関係にあります。なので公式スポークパーソンと名乗っているのです。
Sesseur氏と確認がとれました。彼女は公式です。
ちなみにニナの作者alegotic-twevel氏とは面識はありませんがMaybeelater氏を通して今回のニナのリメイクの話をつけたそうです。
BoXGirlVivi氏は英語、中国語、日本語対応してる方なので日本クリパス界隈にも情報を届けています。
追加情報としてSesseur氏のインタビュー動画、インタビュー文章のリンクを載せておきます。
題名は「Dark Web: Steven Hickey’s Essential Guide To Creepypasta – Part 2: Jeff the Killer」です。パート31に2015verのジェフの話も。
ちなみにサリーやラフィングジャックの作者へのインタビューものっています。
関連タグ
都市伝説 ホラー NNN臨時放送 Creepypasta パーカー男子
その風貌と「事故によって容姿と性格が変わってしまった」と言う経緯から、少なからず引用したと思われる。