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概要編集

主に、アメリカを始めとした海外での都市伝説などに登場する異形怪人

世間的に名前が出始めたのは比較的最近、情報共有の普及したネット社会(something awfulがもとか。)となってからだが、このスレンダーマンと思われる存在が登場する神話民間伝承などは広範囲の国々、そしてかなり古い時代から存在したともされる。


主な目撃談での外見は、スレンダーという名前の通り全身ガリガリに痩せ細り、背丈は180センチから3メートルとかなりの長身で、手足も胴体に比べ異常なまでに長い。

顔は顔面蒼白で、目鼻や髪などは一切ないのっぺらぼう。もしくはマスクの様になっている。

黒いビジネススーツネクタイを着こなすが、この服装は最近になってからの目撃談によるもので、登場する民話伝承の時代背景によって服装は多少異なる。

ただし、基本的に黒ずくめである場合が多い。

目撃談によってはこれらに加えて背中から無数の黒い触手が生え、常に不気味にくねらせている。


The day we met

地域の伝承によって彼がもたらす恐怖は様々だが、比較的多い例は気に入った人間をどこまでも追い回し連れ去らう、または憑り殺すというもの。

伝承などでは成人前の若者、特に子供をターゲットとする場合が多い。


能力として何処にでもテレポートすることが可能で、伝承や目撃談が世界中の広範囲にあるのもこれによるものとされる。

スレンダーマンを目撃した場合、記憶喪失妄想症、恐慌といった極度の精神異常、血の混じった、止まらない鼻血などといったスレンダー症という症状を患い、近距離で目撃してしまうと最悪の場合そのまま発狂し死に至るという。


日本で言えば、八尺様くねくねを掛け合わせたような感じでもある。


その何時、何処から現れるのかわからない不気味さ、かつ、もしかしたら自分の身近にもいるかもしれないという恐怖、都市伝説の怪物としては見ようによってはスタイリッシュにも見える風貌、そして「もしかして単に友達欲しい寂しがり屋じゃね?」という憶測によるキャラ付けから海外での人気は高く、彼を題材とした歌、ゲームなども多数制作されている。


しかし、2014年にはアメリカでスレンダーマンの存在を信じた12歳の少女たちが同級生を刺殺しようとした「スレンダーマン事件」が発生。都市伝説と現実を混同したことで悲劇が起こってしまった。


日本での知名度自体はまだそこまで高い方ではないが、最近のゲームで言えばMinecraftに登場するエンダーマンの外見、行動パターンなどはスレンダーマンが元ネタとなっている。

また、オンラインゲームであるロードオブヴァーミリオン アリーナに登場する種族不死の使い魔バラバも恐らくスレンダーマンが元ネタと思われる。(異様な細身、長い手足、スーツ姿、瞬間移動と敵の拉致を行うスキル等)

Sympathy for slender man


著作権編集

スレンダーマンには著作権が存在している。著作権者はビクター・サージことエリック・クヌーゼンで、スレンダーマンそのものは実はクヌーゼンが創作した架空のキャラクターである。

※なので、正確には都市伝説を模した創作であり、都市伝説そのものではない。


但し、映画やテレビなどのメディア展開に関してはクヌーゼンではなく正体を伏せた他の人物が握っている。


関連タグ編集

Creepypasta 都市伝説 UMA ホラー

クリーチャー 人外 スーツ

八尺様…外見などが似ている日本の怪談・怪異。

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